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昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 22冊目

結局は9割が大樹に拠った……80年代に「フリーター」を推奨した人々の、その後の人生

0630_hon22.jpg当時の「プレイボーイ」(集英社)には、こんな誌面も……

 フリーターという言葉を広めたのは、リクルートのアルバイト情報誌「フロム・エー」(現在は休刊)。

 1987年には「フロム・エー」創刊5周年を記念して『フリーター』というタイトルの映画もつくられている。この映画、金山一彦演じるフリーターの若者が、羽賀研二や鷲尾いさ子とともに人材派遣サークルなるもので活躍する映画。なぜか途中から三浦友和とビジネスで対決するという筋立てで、フリーターというよりはベンチャー企業を立ち上げた若者たちの青春映画という趣き。

 ともあれ、この映画を通じて喧伝されたのは、フリーターという新しい生き方。その生き方で享受されると信じられたのが、会社や社会に縛られない自由な生き方というものである。

 アルバイトの賃金はうなぎのぼり。正社員の賃金はまだまだ抑えられていたバブル前期。この新たなライフスタイルは、大いに魅力的だった。何しろ、当時、学生が必死にアルバイトをすれば40万、50万円と稼ぐことも可能だった。なのに、卒業して就職すると給料は20万円足らず。「やってられるか」感は、ずっと強かったのだろう。

「財界展望」1988年10月号(財界展望新社)では、学生援護会が行った学生の意識調査を紹介しているが、ここでは4人に3人の割合で学生はモラトリアム意識を持っていることや、当時、徐々に導入されつつあったフレックスタイム制にも強い関心を示していることが記されている。

 アルバイトによって、目先のカネには困らない中で「もしかしたら、会社に勤めなくても、一生好きにやっていけるのではないか」という希望が、現実味を持っていたのである。

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