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食の価格破壊に驚く!! 県庁所在地なのに寂れている街・秋田と「ドジャース食堂」の真実

暗闇に煌めく腹ペコのための桃源郷。ぜひ近所に欲しい店だ

 東京を起点に見ると、秋田はたどり着くのも一苦労な街である。

 まず、交通手段は限られていて、高額だ。新幹線なら通常運賃は1万7,800円。購入日によって値段の上下がある飛行機の平均価格と、ほぼイコール。金券ショップで購入すれば、幾分かは安くなるが、それでも割高感は否めない。

 今や、北海道や沖縄、あるいは、近隣の海外へ出かけるよりも、秋田に行くほうがお金がかかるという、奇妙な状況である。確かに、安く済ませようと思ったら手段はある。深夜の高速バスがそれだ。ただし、翌日は身体がほとんど使い物にならなくなるわけだが……。

 今回、ある取材のために乗った土曜日の秋田新幹線・こまち。驚いたことに、座席は満席であった。でも、それは秋田は秋田でも、秋田市に行く人々ではない。

 盛岡駅で東北新幹線と切り離された後、秋田駅へと走る新幹線。田沢湖駅・角館駅と、続々と乗客は降りていく。

 大曲駅を過ぎ、いよいよ次は秋田駅となると、満席だった車内はガラガラである。

 それはもちろん、飛行機を利用している人もいるからだろうが、秋田市は、県庁所在地ながら、特に用事のない街となっているようだ。

 そんな魅力のなさそうな秋田市。確かに、駅前にも人の数は少ない。ちょうど、駅周辺の繁華街ではイベントが開催されてにぎわっていた。そのにぎわいも、決して目を見張るようなものではない。商店や百貨店などを見ても、とにかく客の姿が見えないのである。

 

子どもが怖がるなまはげも女子高生には大人気なのか? とりあえず脅かしてはいたけど
たまたまイベントがあったため人は多かったけど、これが駅前の賑わい

 もう、何年にもわたって「県庁所在地なのに寂れている」と揶揄される秋田市。確かに、ほかの地域からわざわざ訪れるような魅力は少ない。田沢湖のような観光地に比べると、圧倒的に見るべきものがないのだ。

 

このあたりが繁華街の中心のはずなのだが、なんか寂しい
それでも県庁所在地。立派なマンションはできるのだ

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