日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > モーリー氏の活躍はアノ人のおかげ!?
ズバッと!芸能人

モーリー・ロバートソンの大ブレークは「ショーンKのおかげ」!? “恩人”の復帰で初共演なるか

 

■陰のデーブ、陽のモーリー

 

 今、ポジション的に彼の上にいるのは、デーブ・スペクターだろう。これまで長らく「外国人(厳密にいえばモーリーはハーフだが)タレントのコメンテーター枠」を独占してきたデーブを脅かす急先鋒に躍り出たのである。

 その人生も対照的だ。

 デーブの場合は、小学生時代に日本からやってきた転校生と親しくなったことで日本と日本語の魅力に取りつかれたという。彼はまた、授業が終わったあと、現地の日本人学校で授業を一人受けていたという。

 一方、モーリーの人生はかなり波乱に富んで、しかも跳んでいる。中学2年のときに親の仕事でアメリカに戻ると、女性のハートをつかむために面白く話すトークスキルを身につけ、再び日本へ。するとその才能が大爆発。広島の高校ではとにかくモテまくり、本人いわく「学校側から、風紀が乱れるから自主退学してくれ」と言われ、学校を追われることになったという。さらにせっかく入った東大を1学期で中退後、ハーバード大に入学。卒業後の3年間は、女性の家を転々としながら暮らしていた、いわばヒモだったという。

 今でさえデーブはアメリカンジョークとダジャレで明るい性格と思われているが、暗鬱な部分を隠し持っている印象がある。それに対し、モーリーは底抜けに明るい。学生時代は意外にも日米社会の差に懊悩していたというが、それを乗り越えた陽気さを持ち合わせている。

 ケント・ギルバート、ピーター・バラカン、ケビン・クローン、パックンマックンのパトリック・ハーラン、日本文学者のロバート・キャンベル……。これまで多くの“知識系”外国人タレントが日本で活躍してきたが、未だ「デーブ・スペクター“一強”」時代は切り崩せていないように思える。それをモーリーが終わらせることができるのか注目である。そして、“恩人”・ショーンKとの“初共演”の日も楽しみにしたいところだ。
(文=都築雄一郎)

◆「ズバッと芸能人」過去記事はこちらから◆

最終更新:2017/12/21 18:00
12
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

『24時間テレビ』強行放送の日テレに反省の色ナシ

「愛は地球を救う」のキャッチフレーズで197...…
写真
イチオシ記事

バナナマン・設楽が語った「売れ方」の話

 ウエストランド・井口浩之ととろサーモン・久保田かずのぶというお笑い界きっての毒舌芸人2人によるトーク番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日...…
写真