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視聴率は5.9%……『海月姫』謎の“童貞いじり”激増は「はあちゅう騒動」への忖度?

フジテレビ系『海月姫』番組サイトより

 オタク女子だけが住む共同アパート・天水館を舞台に、主人公のクラゲオタク・月海(芳根京子)の恋模様などを描く月9のラブコメディ『海月姫』(フジテレビ系)。第3話の視聴率は5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。ここまできたら、もはや数字は関係ない。トレンドにはよく名前が上がっているのだが……。

 前回の第2話では、天水館に出入りし出した女装美男子・蔵之介(瀬戸康史)と、その弟で政治家秘書の修(工藤阿須加)が異母兄弟であること、蔵之介は、父親で議員の鯉淵慶一郎(北大路欣也)と愛人・リナの間に出来た子であること、しかも、そのリナと慶一郎との情事を見かけてしまったために修は女性が苦手となってしまったことなどが判明した(慶一郎いわくBまでらしい)。

 やり手デベロッパー・稲荷翔子(泉里香)は色仕掛けで修に強引に近づくが、月海は、まんまと修と稲荷がデキていると勘違いしショックを受ける。

 そんな中、稲荷の進める再開発事業から天水館を守るため、蔵之介はクラゲをモチーフとしたドレスを作って売ろうと月見に提案した。

 それに続く今回は、原作にも映画にもアニメにもないドラマオリジナルパートがとても多かった。軸は2つ。ドレス作りと、月海・修のデートだ。振り返ります。

(前回までのレビューはこちらから)

■修を利用し合う父親と地上げ女

 稲荷という女性が修の忘れ物(メガネ)を届けに来たことに疑問を持った父・慶一郎は、お抱え運転手・花森(要潤)に問うが、何も知らないという。しかし「こないだ言ってたレクサスのホイール買ってもいいぞ?」と言われ、すかさず修が朝帰りした情報を売り渡すレクサス大好きな花森(原作ではベンツ好きだがスポンサーがトヨタのため)。

 その女性のことを調べるように言われて、また断るが、「新しいレクサス買ってやるぞ」という殺し文句に、すかさず事情通らしき相手(すぎもっちゃん)に電話をかけるレクサス大好きで薄情者の花森。原作では、「運転手であると同時に修の幼馴染みであるため修に対してスパイのような真似はできない」と断るのだが(すぐ寝返るが)、ドラマでは「子どもの頃から修を見守ってきたのでスパイのような真似はできない」という理由に変更されている。

 結局「実年齢のバランスを踏まえ、原作の設定とは違い、修が1歳下の弟という設定」に変更したシワ寄せだろう。この年齢設定も伝わってるとは言いがたく、正確な理由を知ってなお、原作のまま兄・修、弟・蔵之介でいけたのではないかと思ってしまう。しつこくてすみません。

 とにかく「修が童貞を捨てられて本当によかった」と勘違いしている慶一郎。

 再開発に対する地域住民の「反対」の声が大きくなったら、稲荷を利用してその住民らを押さえつけることもできると画策。修もそれを利用して稲荷に近づいたんだな? と買いかぶる親バカぶり。

 現に、天水商店街を中心に反対の声が上がり出しているらしいのだが、稲荷は稲荷で、「鯉淵Jr.(修)を動かして私の意のままに扱えれば、その上の鯉淵慶一郎を動かせる」。

 結局、修を介して双方が双方を利用しようとしている。古狸と女狐の騙し合い。

■ドラマ、オリジナルのシーン

 一方、修はそんなことはつゆ知らず、蔵之介に月海にまた会いたいと打ち明ける。このシーンは、修が、いかにも弟然としていて、また蔵之介は、いかにもお兄ちゃん然としていて、これはこれでいいシーンだった。

 デートすることを蔵之介に勝手に決められテンパる月海の演技も面白く、オタク演技に慣れてきたのか適度に力が抜け、回を追うごとにナチュラルなコメディエンヌぶり。次はもう少し自然に演じられる役を見てみたい。

 かわいい弟のため、そして月海のため、メイクやスタイリングを(強引に)請け負う蔵之介。このデートのくだり全て原作にないオリジナルだ。

 デートなぞ初めての月海に蔵之介がさずけた秘策は2つ。

 1つはメガネ禁止。視界がぼやけて至近距離でも緊張しないからという理屈。

 もう1つは「そうですね」。「会話に困った時の魔法の言葉」で「とりあえず相手に同意しておけば悪くは思われない」ということらしい。

 案の定、緊張して何を話していいかわからない月海は『いいとも!』の観客のように「そうですね」を連発する。

「お昼は食べましたか?」→「そうですね」

「この後近くのお店を予約したんですが事前にお伝えすればよかったですね」→「そうですね」

「段取り悪いですよね」→「そうですね」

 結果、修が落ち込むというコント。

 結局ご飯を食べに行くが、視力を奪われたままの月海はグラスを割ってしまい、そこで思わずメガネをかけてしまう。

 しかし、驚いたのは修の方。そのメガネ込みの顔を見て、月海と何度か会っていたこと、そして「気色悪い」と言ってしまったことに気づく。

「ごめんなさい、僕今まで大変失礼なことを……いえ……なんでもありません」

 修は謝りかけるが、自分のしでかしたことの重さに気づき、具体的に謝罪できず、月海には何も伝わらない。双方のマンツーマン初デートは気まずいまま尻すぼみでお開きとなった。月海はその気まずさを、自分が嫌われたからだと思い込む。


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