日刊サイゾー トップ > 芸能 > ドラマ  > 『アンナチュラル』驚愕のどんでん返し

オラオラ系・中堂の純愛に感動! TBS『アンナチュラル』驚愕のどんでん返しで、最終回が待ちきれない!!

TBS系『アンナチュラル』番組サイトより

 もはや、石原さとみの代表作といっても過言ではないドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の第9話が9日に放送され、平均視聴率10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.1ポイントアップとなりました。

 前回、雑居ビルの火災により10名が焼死。今回は、そのビルの隣の空き家から、トランクスーツに詰め込まれた女性の死体が発見されるシーンからのスタートとなりました。

 遺体はすぐさま不自然死究明研究所(通称・UDIラボ)へ運び込まれ、三澄ミコト(石原さとみ)が検死にあたったところ、遺体の口内に“赤い金魚”が見つかります。

 この“赤い金魚”とは、UDIラボの法医解剖医・中堂系(井浦新)が名付けたもの。中堂は8年前、何者かによって恋人・糀谷夕希子(橋本真実)を殺され、その遺体の口の中に魚のような形をした腫瘍を発見。以来、犯人を捜す手がかりとして、同じ症状がある遺体を見つけては解剖し続けているのです。

 そんな中堂の遺恨を晴らすべく、ミコトは全力で検死にあたります。その結果、遺体の胃の中から毒性の強いボツリヌス菌を採取。さらに、“赤い金魚”は、口の中に魚の模様がついたカラーボールを押し込まれたのが原因であることも判明します。

 そんな折、UDIラボの所長・神倉保夫(松重豊)は、ラボ内の機密情報が週刊誌に漏れていることを察知。内通者がいるのではないかと疑い始めます。

 その裏切り者・久部六郎(窪田正孝)は、フリージャーナリストの宍戸理一(北村有起哉)から、犯人は死因の頭文字がABC順になるように犯行を繰り返していること、女性遺体の死因の頭文字は“F”であることを示唆されます。さらに、なぜかピンクのカバが描かれた絵を手渡されるのでした。

 一方、女性の遺体が発見された空き家を再訪したミコトは、アリが数匹死んでいるのを発見。UDIラボに持ち帰り調べてみたところ、それらのアリからは蟻酸(ぎさん)が検出されます。蟻酸は英語で「Formic acid」ということで、頭文字がFのワードが飛び出したため、六郎は動揺。宍戸が犯人なのではないかと疑い始めるのですが、宍戸には鉄壁のアリバイがあるのです。

 また、蟻酸には毒性があるものの、死に至るには相当な量が必要。さらに、現場で発見されたアリは蟻酸を体内に有していない種であることが判明します。ではなぜ、蟻酸が検出された? ということになり、ミコトと中堂が小難しい化学方程式を駆使した結果、死因はホルマリン(Formalin)注入によるものだということがわかります。

 ホルマリンには腐敗を遅らせる効果があるため、宍戸のアリバイは無効に。やはり宍戸が犯人なのではないかと疑い、六郎は慌てて電話をするのですが、そこへ中堂が姿を現し、六郎が手にしているカバの絵を見て激しく動揺。その絵は、殺された恋人が描いたものだったのです。

 六郎から電話を取り上げた中堂は、その絵をどこで手に入れたのか詰問。すると宍戸は、前回の雑居ビル火災の唯一の生存者・高瀬文人(尾上寛之)が持っていたのだと告白します。

 ちょうどその頃、高瀬は血まみれになった姿で「殺されそうなので保護してもらいたい」と警察署へ出頭。今回はここで終了となりました。

 さて、感想。前回は、事件発生直後、火災の原因をつくったと疑われた前科者の町田三郎(一ノ瀬ワタル)が、実はその死の直前まで雑居ビル内に取り残された人々を救おうと必死になっていたという事実が発覚し、感動的な結末を迎えました。

 その前回のダイジェストが今回の冒頭に流れ、「なぜわざわざ?」と不思議に思ったのですが、唯一の生存者だった高瀬が連続殺人犯(まだ確定ではありませんが)という皮肉を強調するためだったようですね。雑居ビル火災と連続殺人に繋がりはないと油断していただけに、2話にまたがってのどんでん返しに衝撃を受けました。

 また、死因を究明していくプロセスも相変わらず秀逸。それでいて、個々のキャラクターもしっかり描けている。特に今回、中堂にスポットライトが当てられたのですが、普段は傍若無人なオラオラ系なのに実は恋人を想い続ける純粋な男、という役柄を井浦新が見事に演じていました。

 素晴らしいのは脚本や役者の芝居だけでなく、演出面でも同じことがいえます。中堂と夕希子の回想シーンでは、米津玄師が歌う主題歌「Lemon」が挿入されたのですが、恋人を失ってからの中堂の苦悩を見事に表現したような歌詞に心を揺さぶられました。

 初回から外れがないですし、どの回も1時間ドラマとは思えないほど濃密。今クールNo.1といっても過言ではないかもしれません。少なくとも、同局放送で視聴率トップをひた走る嵐・松本潤主演『99.9-刑事専門弁護士- SEASON II』よりよっぽど面白い。視聴率は必ずしも作品の優劣を示すバロメーターではない。そのことを証明する作品だと思います。

 そんな『アンナチュラル』も次回でラスト。次の展開がものすごく気になるだけに、放送が待ちきれません。
(文=大羽鴨乃)

最終更新:2018/03/16 17:00
こんな記事も読まれています

オラオラ系・中堂の純愛に感動! TBS『アンナチュラル』驚愕のどんでん返しで、最終回が待ちきれない!!のページです。日刊サイゾー芸能最新情報のほか、ジャニーズ/AKB48/アイドル/タレント/お笑い芸人のゴシップや芸能界の裏話・噂をお届けします。その他スポーツニュース、サブカルチャーネタ、連載コラムドラマレビューインタビュー中韓など社会系の話題も充実。芸能人のニュースまとめなら日刊サイゾーへ!

ページ上部へ戻る

絶対的満足度の至宝店

すべて見る

人気連載すべて見る

元木昌彦の『週刊誌スクープ大賞』

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"元木昌彦による週刊誌レビュー

“元アウトローのカリスマ”瓜田純士、かく語りき

“元アウトローのカリスマ”瓜田純士の最新情報をお届け! 嫁・麗子も時々登場。

トンデモ海外ニュース

世界中のびっくり珍事件をお届け。世界はやっぱり広かった!

深読みCINEMAコラム『パンドラ映画館』

最新作・話題作から珠玉の掘り出しモノまで、毎週1本必観の映画作品を徹底レビュー

じゃまおくんのザオリク的マンガ読み

マンガレビューブログ管理人じゃまおくんが、世の中に埋もれる過去の名作マンガを発掘!

イチオシ企画

【日刊サイゾー/月刊サイゾー】編集・ライター募集のお知らせ

現在「日刊サイゾー/月刊サイゾー」 編集部のスタッフを募集しております。
写真
特集

『24時間テレビ』今年も大荒れ必至!?

初の駅伝形式で行われるチャリティーマラソンは大丈夫?
写真
人気連載

新作ピンク映画15本が集結

 最新ピンク映画の話題作&人気作をセレクトし...…
写真
インタビュー

宇崎竜童、代表作を語る

 チロル帽を被った男が猟銃を手に大阪・三菱銀行北畠支店を襲撃し、行員らを人質に立て篭...
写真