日刊サイゾー トップ > 社会 > 海外  > 韓国“パクリ文化”は「MeToo」戦略

今度はジャイアントコーン……自国民も恥じる“パクリ文化”は韓国版「#MeToo」だった!?

「ピングレ」公式インスタグラム(@binggraekorea)より

 韓国の大手食品メーカー「ピングレ」の新商品が、日本のロングセラー商品「ジャイアントコーン」のパクリだという疑惑が持ち上がった。

 4月5日、ピングレは4年間100億ウォン(約10億円)を投じて研究・開発したというコーンアイス「スーパーコーン」を発売。関係者の説明によると「ピングレが持つアイスクリーム製造技術が集約された商品」らしく、「これでコーンアイス市場を制してみせる」と意気込みもあらわにした。

 ところが、商品のコンセプトやパッケージデザインを見たネット民からは、たちまち「江崎グリコのジャイアントコーンにそっくりじゃないか」という“パクリ疑惑”が浮上。実際に二つの商品を比べてみると、円錐形のパッケージやアイスに乗せられたトッピング、パッケージに印刷された商品のイメージ写真まで“瓜二つ”で、当然のようにピングレへの批判の声が高まった。

 それに対し、ピングレは「1980年代に発売した弊社の“ハリケーンコーン”のアップグレード版として、当時のデザインを採用したまで」と、パクリ疑惑を否定するものの、「多くの指摘を受けたため、パッケージデザインの修正を検討する」との見解を示した。

 今回のパクリ疑惑は、韓国内でも厳しい視線を向けられている。昔から韓国の食品業界で日本商品のパクリが蔓延していたのは事実だが、文化交流が活発となった今もなおパクリがなくならない現状に、さすがに多くの韓国人が悲嘆しているのだろう。

 例えば昨年3月には、韓国の製菓会社「オリオン」から発売されたスナック菓子「コブッチップ」が、ヤマザキビスケットの「エアリアル」にそっくりと炎上。オリオン側は「エアリアルとは製造方法が違う」とかたくなにパクリ疑惑を否定したが、関係者が「エアリアル」の製造方法についてあまりにも詳しく知っていたため、返って疑惑を深めたものだった。

 今年の1月には同じくオリオンが、ロイズ(ROYCE’)の代表商品「生チョコレート」と類似する「マーケットオー・生チョコレート」を別ブラントから発売。一部の消費者は「ロイズの正式輸入品と勘違いした」らしく、製造会社のオリオンに対して激しい非難の声が上がった。

 韓国でパクリ疑惑が絶えない理由は何か。韓国メディア「アジアタイムズ」の取材に応じた関係者はこう話す。

「食品業界では新商品を成功させるのが難しいので、長期間の研究開発は損失を生むだけと考える傾向がある。だから短期間で売上を上げられる“MeToo戦略(成功商品を模倣するマーケティング戦略)”を選ぶのではないか」

 多くのメーカーが革命的な商品の開発に相当な労力を費やす中、短期的な売上上昇にのみ費用を投下しているといったところだ。他の関係者も、「時事オヌル・時事ON」の取材でこう指摘している。

「韓国内の不景気と、サード(THAAD)配備の影響による中国内の売り上げ不振などが重なって、食品メーカーらが安定的で保守的な方法を模索している。これは長期的に見ると国内業界の競争力を失うことなので、研究開発に集中する必要がある」

 また、パクリが横行する背景には法律でしっかり裁けないことも理由の一つにある。2014年には「ポテトチップス しあわせバター」(カルビー)から“インスパイア”された「ハニーバターチップ」(ヘテ・カルビー)が大ヒットし、韓国内で40個以上の類似商品が堂々登場した事例もある。

 いずれにせよ、今回のパクリ疑惑について「国の恥」という声も出ている韓国。今後もパクリは続く気がするのだが、はたして……。
(文=S-KOREA)

●参考記事
・「またパクリか」韓国で“エアリアル”にうり二つのスナックが話題沸騰中!!
http://s-korea.jp/archives/15178?zo=1
・ピカチュウに『逃げ恥』まで!? なぜ韓国で日本コンテンツのパクリが絶えないのか
http://s-korea.jp/archives/25042?zo=1

最終更新:2018/04/25 22:30
こんな記事も読まれています

今度はジャイアントコーン……自国民も恥じる“パクリ文化”は韓国版「#MeToo」だった!?のページです。日刊サイゾー芸能最新情報のほか、ジャニーズ/AKB48/アイドル/タレント/お笑い芸人のゴシップや芸能界の裏話・噂をお届けします。その他スポーツニュース、サブカルチャーネタ、連載コラムドラマレビューインタビュー中韓など社会系の話題も充実。芸能人のニュースまとめなら日刊サイゾーへ!

ページ上部へ戻る

絶対的満足度の至宝店

すべて見る

人気連載すべて見る

元木昌彦の『週刊誌スクープ大賞』

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"元木昌彦による週刊誌レビュー

“元アウトローのカリスマ”瓜田純士、かく語りき

“元アウトローのカリスマ”瓜田純士の最新情報をお届け! 嫁・麗子も時々登場。

トンデモ海外ニュース

世界中のびっくり珍事件をお届け。世界はやっぱり広かった!

深読みCINEMAコラム『パンドラ映画館』

最新作・話題作から珠玉の掘り出しモノまで、毎週1本必観の映画作品を徹底レビュー

じゃまおくんのザオリク的マンガ読み

マンガレビューブログ管理人じゃまおくんが、世の中に埋もれる過去の名作マンガを発掘!

イチオシ企画

【日刊サイゾー/月刊サイゾー】編集・ライター募集のお知らせ

現在「日刊サイゾー/月刊サイゾー」 編集部のスタッフを募集しております。
写真
特集

TBSヤラセ発覚で、民放各局が冷や汗?

TBS人気番組で相次いで発覚したヤラセ問題。民放はみんなやってる!?
写真
人気連載

キンプリ平野の「今後の不安」

 今回取り上げるのは、King & ...…
写真
インタビュー

英語を仕事にできるか・できないか

 一言で「英語ができる」といっても色々な段階があるが、その最高峰といえるのが「仕事で...
写真