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【宝塚いじめ問題】関与10人中6人謝罪文提出に「中学生かよ」「これで終わり!?」ネット怒り噴出

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阪急宝塚駅から宝塚大劇場を結ぶ「花の道」。(写真/Getty Images)

 宝塚歌劇団の宙組に所属する俳優女性が昨年9月に急死した問題で、遺族は劇団側から6人分の謝罪文の提出があったと発表。これを受け、ネット上では「これで終わり!?」と困惑する反応が相次いでいる。

 3月28日に遺族側の代理人弁護士が都内で会見を開き、阪急阪神ホールディングス、阪急電鉄、宝塚歌劇団と合意書を締結したと発表。

 同弁護士によれば、遺族側が主張していた15項目のパワハラ行為のうち、劇団側は整理した14項目について概ね認め、同日、阪急HD・角和夫会長が遺族に謝罪したという。

 また、パワハラに関与したのは、宙組の幹部上級生4人、宙組の上級生3人、劇団のプロデューサー2人、演出担当者1人の計10人で、そのうち謝罪文を提出したのは幹部上級生2人、上級生1人、プロデューサー2人、演出担当者1人の計6人。

 未提出の4人には、急死した女性にヘアアイロンで火傷を負わせた幹部上級生も含まれているようで、劇団側の代理人は、後日謝罪文を提出予定であると説明したという。

 合意書には、慰謝料などの解決金を払う内容も含まれているというが、一部ネット上では「謝罪文? 直接謝るんじゃないの?」「謝罪文書いて終わりとか、中学生かよ!」と疑問の声が噴出。

 中には、「加害者はこれからもステージに立ち続けるの?」「謝罪と同時に辞表を提出するべき」とパワハラに関与した俳優の退団を望むような声も目立つ。

宝塚歌劇団、大物演出家のセクハラ疑惑は「どうなった?」

 一方、今回の合意書締結をきっかけとして、ネット上では「演出家のセクハラ疑惑はどうなったの?」という声も相次いでいる。

 昨年12月21日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、宝塚歌劇団所属の大物演出家・小池修一郎氏からセクハラ行為を受けたと主張する元演出助手男性の告発を掲載。加えて、小池氏の後輩演出家もハラスメント行為をしていたと報じていた。

 しかし、小池氏の件は“問題なし”と判断されたのか、8~11月には同氏が演出と訳詞を務めるミュージカル『モーツァルト!』(帝国劇場、博多座など)の上演も控えている。

 同公演は、古川雄大とSixTONES・京本大我がダブル主演を務めるものだが、「こんな状況で小池氏の舞台に推しが出るの、嫌すぎる」とモヤモヤを抱えるファンもいるようだ。

 村上浩爾理事長が「パワハラはありませんでした」「証拠があるなら、是非お見せいただきたい」と発言した昨年11月の会見から一転、「全ての責任が劇団にある」と非を認めた宝塚歌劇団。今後、時代に沿った運営ができるのか、変化が注目される。

仲宗根由紀子(エンタメ系ライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

なかそねゆきこ

最終更新:2024/03/29 11:00
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