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『Missデビル』の狙いは『ドクターX』路線? 菜々緒のお仕置きハイキック、今週も炸裂!

日本テレビ系『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』番組サイトより

 9頭身を誇る絶世の美女・菜々緒が、“悪魔”と称される冷徹な人事コンサルタント役を演じるドラマ『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』(日本テレビ系)の第3話が28日に放送され、平均視聴率8.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.7ポイントアップとなりました。

前回までのレビューはこちらから

 共亜火災保険の人材活用ラボという部署に所属された新入社員・斉藤博史(Sexy Zone・佐藤勝利)は、上司の椿眞子(菜々緒)に命じられ、前回から対外的には新人研修というカタチで、リストラ候補探しのため各部署を回ることに。今回は、損害サービス部の“お荷物”を探すよう指令を受けます。

 同部署では、部長の尾上(おかやまはじめ)が音頭を取り、働き方改革を推進中なのですが、尾上は口先ばかりでロクにスケジュール調整をせず、仕事は部下に丸投げ状態。また、若手社員の吉田(前田公輝)は、パワハラで訴えるとほのめかし、上司からの命令をはねつける。その結果、中間管理職である課長の簑島(金子貴俊)が割を食い、大幅な残業を強いられてしまっているのです。

 このままでは簑島がつぶれてしまう。危機感を募らせた博史は、楽な仕事ばかりを選ぶ吉田をリストラ候補に挙げ、眞子に訴えます。

 しかし眞子は、このリストラ案を却下。簑島に同情を寄せるあまり、吉田を色眼鏡で見ていると指摘するのです。

 もしやと簑島の自殺を懸念した博史は、退社後、簑島を尾行することに。すると案の定、簑島は歩道橋の上で立ち止まり、今にも飛び降りそうな気配。博史は慌てて止めようとするのですが、その時ちょうど、吉田がすぐ近くを通りかかります。

 実は簑島は、吉田を襲うために待ち伏せていたのです。吉田の背後から近づき、ナイフを振りかざす。と、そこへ、眞子の美脚が画面外から現れ、簑島の襲撃を阻止。突然の登場に驚く吉田と博史をヨソに、眞子は簑島にハイキックを食らわせ、ノックアウトしてしまいます。

 眞子と博史はそのまま、簑島を人材活用ラボへ連行。そこで眞子は、簑島が営業部に所属していた当時、成績を上げるために契約書を不正に書き換えていたことを指摘し、退職を迫ります。

 その一方で眞子は、吉田へのお仕置きも忘れません。吉田がSNSの裏アカウントを用いて書き込んでいる、会社への誹謗中傷メッセージや経費のチョロまかし暴露投稿を、社内中のパソコンに一斉配信してしまうのです。

 その後の顛末は明かされませんでしたが、恐らく何らかの懲罰は下されたことでしょう。一方、簑島はというと、以前から夢だった料理の世界へ飛び込み、苦労しつつも充実した日々を送る結果オーライな幕引きとなりました。

 さて感想ですが、精神的に追い詰められた社員に退職を迫り、明らかに言動に問題のある社員を眞子が裏で成敗、という展開は、前回とまったく同じでした。

 その前回からなんとなく、このドラマが目指しているのは、米倉涼子・主演の大ヒットシリーズ『ドクターX』(テレビ朝日系)路線なのではないかと思っていたのですが、今回の放送でますますそう感じるようになりました。

『ドクターX』で米倉が演じるのは、海外で豊富な経験を積んだフリーランスの天才外科医・大門未知子役。毎回、抜群のスタイルを見せびらかすようなミニスカート&ハイヒール姿で登場し、自分の利害のみを優先する大学病院の教授たちと対立しては、正義のメスでぎゃふんといわせるという水戸黄門的な勧善懲悪ストーリーに終始するんですね。

 一方の眞子も、アメリカで輝かしいキャリアを積んだフリーの人事コンサルタントという設定で、毎回セクシーな衣装で登場。悪を成敗するのがオチという点も似通っています。

 また、眞子は誰かに反論された際、「おだまり!」と吠えるのが口癖になっていますが、これは未知子が意に沿わない仕事を押し付けられた時の「いたしません」や、困難なオペに対しての「私、失敗しないので」などのように、我の強いキャラクターを表す決めセリフとして定着させたい、という脚本家の意図が薄っすら感じられます。

 さらに付け加えると、大学病院の院長役として出演し、未知子と口論を繰り広げる西田敏行が、『Missデビル』では共亜火災保険の会長として登場。眞子とは対立しているわけではありませんが、会長室で向き合うサマは、院長室で未知子と対峙するシーンを彷彿とさせるのです。

 ただ、眞子以外のキャラが弱いため、魑魅魍魎が巣くう大学病院内部を描いた『ドクターX』にはとても敵わない。佐藤勝利の演技がダイコンなだけに、新人研修で各部署を渡り歩く流れにも見応えがありません。

 しかし今回、眞子が何らかの復讐心を抱き、共亜火災保険に潜り込んだことをほのめかす場面があったため、その背景次第では今後、面白い展開になっていくかもしれません。平均視聴率20%を超えるようなモンスタードラマになることを期待しつつ、次回を楽しみにしたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

最終更新:2018/05/05 12:00
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