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週刊誌スクープ大賞

TOKIO・山口達也、FAX通知の「契約解除」よりジャニー喜多川社長は謝罪会見を開くべき!

 メガバンクが大きく変わろうとしている。現代によれば、私の近くにある三井住友銀行中野坂上支店というのは、ビルの11階にあるそうだ。

 エレベーターで上がると、そこは銀行とは思えない景色が広がっているという。

 窓口業務をする行員もいなければ、書類確認をする事務行員も「いない」というのである。

 そこを訪れた客は、総合受付で用件を伝える。すると担当者が用件別に案内してくれる。

 そこでは用件を伝えれば、行員がパソコンに打ち込んでくれる。つまりほとんどがペーパーレスなのだ。

 それだけではない。これまでは店の奥に引っ込んでいてふんぞり返っていた支店長の部屋もない。

 ロビーに立って、来客に気を配っていた女性が支店長だった。

 こうなってきたのは、AIが行員たちの仕事を奪ってきたからだが、その背景には、企業に1億円融資しても50万円程の利ザヤしか稼げない超低金利時代がある。

 アメリカのバンク・オブ・アメリカが15年に発表した予測では、さまざまな仕事がロボットに代替され、2,500万人が失業するとしている。

 当然ながら、給料も大幅に下がっていく。

 前号で現代がやっていたように、銀行業務や医者、弁護士、税理士などは、AIの得意分野である。

 銀行でいえば、外回りをして、融資案件を見つけ出していくことが支店長たちのメインの仕事になるそうだ。

 そうなれば、自分の預けているカネを引き出すのに、手数料を払うこともなくなるかもしれない。

 銀行の常識は世の中の非常識。早くそうなってほしいものだが。

 お次はポスト。スキャンダルまみれで凋落一途の財務省だが、それならと、財務省が悪だくみを考えているというのだ。

 突然「高齢者の医療費負担を2倍にする」という方針を打ち出した。

 ポストによればこれは、安倍政権に対する嫌がらせで、こうぶち上げれば安倍首相もおいそれと解散はできないだろうし、もしやれば、大幅な議席減になるに違いないからだ。

 解散できなければ3選もない。安倍には消えてもらって、次の総理のときに復権を果たそうというのが財務省の戦略だというのである。

 そううまくいくのだろうか。とはいえ、安倍の3選を阻む力は日増しに強くなっていることだけは間違いない。

 ビートたけしのポストのコラムがこのところ好調である。これしか読むところがないということもあるが。

 今週は山口達也ネタ。

「こんな歳になってまでアイドルでいろっていうのは『一生、偶像がバレないようにしろ』って過酷すぎるミッションなんでね。考えようによっちゃ、これほどの“ブラック労働”はないぜ。現に酒浸りを隠していた結果が、今回の事件に繋がっちまった。それなりにストレスもあったんだろうよ」

 メディアが、「山口メンバー」と呼んだことに触れ、「どうしても何か“敬称”をつけなきゃいけないって言うんなら、いっそのこと『山口組員』って呼んでやった方がよっぽど面白かったんじゃないか」。

 その上で、これからは、アイドルも官僚も「リスク回避教育」を施し、若いうちに、昔の中国の宦官のように、「自分からポコチン取っちゃう官僚やアイドルが出てくる怖~い世の中になりかねないぜ」。

 どうですかこの案は? ジャニー喜多川社長。

 さて、安倍首相への党内からの風当たりが強くなってきている。現代によれば、参議院議員の吉田博美が開いた政治資金パーティに、菅や麻生、岸田、石破、二階俊博まで集まったと報じている。

 吉田は参院のドンといわれて、前の青木幹雄の後を継ぎ、隠然たる力を持っているという。

 安倍首相は何とか、早期解散をして3選を果たしたいというつもりだろうが、もはや手詰まりというのが、永田町の大方の見方のようである。

 もし、解散を強行したとしても、ポストによれば、自民党の中で、安倍と親しいか、反安倍かを選ぶことになって、反安倍派が勝利するはずだという。

 それに、新階級といわれる非正規社員を多く含むアンダークラス、約1,000万人といわれる貧困層は、『新・日本の階級社会』(現代新書)を書いた、橋本健二早稲田大学教授にいわせると、反自民の傾向が強いというから、親安倍自民にとっては厳しいものになるはずだ。

 橋本教授にいわせると、近年、名店といわれる居酒屋が次々に店を閉じていくのも、貧困層がこうしたところで飲むカネさえなくなってきているからだという。

 ビールの売り上げが落ちているのも、酒の中ではやや高いビールを飲めない人たちが増えていることと無関係ではないそうだ。

 文化が継承されてきた居酒屋にも、貧困層の影響が出てきているのだ。

 アベノミクスを打ち破り、貧困や格差をなくせと声高にいう政党が出てくれば、自民党などあっという間に蹴散らすに違いない。

 だが、日本にはバーニー・サンダースが出ない。小泉進次郎にしても世襲議員のボンボンであり、貧困層に対する想像力はそれこそ貧困なものであろう。

 そこにこの国の悲劇がある。貧困層1,000万人プラス高齢者の連合軍で、貧困党でもつくるしかないか。

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