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岡本圭人のHey! Say! JUMP脱退理由は素行不良? 痴漢で警察沙汰を起こした中島裕翔はなぜお咎めなしだったのか

 本日発売の「週刊文春」2018年6月28日号で、岡本圭人がHey! Say! JUMPから脱退する予定だと報道された。「女性セブン」(小学館)2018年5月3日号で上智大学国際教養学部を退学していたことを明かしたばかりの岡本圭人。今後は、海外への留学を視野に検討しており、グループからは脱退するものの、ジャニーズ事務所には残る方針だと「週刊文春」は報じている。

 岡本圭人はなぜこのタイミングで脱退するのか? 「週刊文春」記事では、民放関係者の証言として、<本人の素行不良と海外志向が理由だと聞いています。最近の岡本といえば、私生活では飲み歩く様子が伝えられ、学業優先を謳いながら大学は留年を繰り返し、昨夏、中退してしまいました>とのコメントが掲載されている。

 岡本は2013年に有村架純とのツーショットを「FRIDAY」(講談社)に掲載されたことがあり、今年に入ってからは、「週刊女性」(主婦と生活社)2018年5月8・15日号にて、関東近郊温泉地のキャバクラでの豪遊を報じられたりしているが、その程度が「素行不良」というならば、なぜ犯罪性のある「あの事件」はお咎めなしで見過ごされたのか疑問が残る。

 それは、同じHey! Say! JUMPのメンバーである中島裕翔による痴漢警察騒動。これは「週刊文春」2016年5月26日号で報じられた。事件は、2016年4月1 日早朝、30代女性会社員から「路上で男性に抱き付かれるなどした」との110番通報があり、警察官が現場へ向かうと、そこには泥酔した中島の姿があった、というものだ。

 女性が被害届を出さなかったため刑事事件にはならなかったが、ジャニーズ事務所側も、この一連の出来事が事実であることを認め、<泥酔下とはいえ、このような事態になりました点について、関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。本人も深く反省しております>とコメントを出した。しかし、大手メディアは「週刊文春」報道を後追いすることはなく、なんのお咎めもなくスルー。その年の7月からは、中島主演の連続ドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(フジテレビ)も、なにごともなかったかのように放送された。

 ジャニーズ事務所以外のプロダクションのタレントならば、ペナルティーもなく見逃されることはないのではなかろうか。

 それを端的に示す例が、今年3月、『仮面ライダー鎧武/ガイム』(テレビ朝日)などに出演した俳優の青木玄徳が逮捕された件だ。3月4日深夜、青木は歩道で信号を待っていた女性に背後から抱きついたうえ胸を触り、さらに首や腰に10日間の怪我を負わせたとして、強制わいせつ致傷容疑で逮捕された。青木は犯行当時、酒に酔っていたという。これを受けて、出演予定だった映画や舞台は降板することになり、所属事務所との契約も終了している。

 中島のケースでも何かしらの処罰を受けてしかるべきだったはずだが、結果は先に述べた通り、ジャニーズ事務所と、ジャニーズタブーに忖度するメディアによって握りつぶされて「なかったこと」にされた。

 岡本圭人のHey! Say! JUMP脱退が、本当に「週刊文春」報道の通り、「素行不良」によるものならば、なぜ中島裕翔は許されて、岡本圭人は許されなかったのか。疑問が残る。

(倉野尾 実)

最終更新:2018/06/22 07:15
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