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週刊誌スクープ大賞

日本ボク連・山根明、日大・田中英寿……「一刻も早く身を引くべき」な“老害”たち

 女性セブンが、総裁選への出馬を小泉進次郎が本気で考え出したと報じている。現在、進次郎は若手議員たちを集めた勉強会や国会改革に熱心で、与野党に100人以上の支持者がいるといわれる。

 父の小泉純一郎も、このところ急速に安倍批判に舵を切っている。父と息子が同時に動き出したことを自民党関係者はこう読む。

「進次郎氏はお父さん同様、空気を読むのに非常に長けている。総裁選直前になり“本当に21年まで安倍政権でいいのか?”という空気が国民に広がれば、9月出馬の最後の一手になる可能性もある」

 石破を支持をするのかと記者たちに聞かれ、「最期まで考える」としか答えない進次郎だが、最後に出す結論が自身の出馬だとしたら、一気に進次郎待望論が出てくるはずだ。37歳という年齢は早すぎることはない。

 ところで、文科省の官僚の子どもを不正入学させたことで大揺れの東京医科大が、女性受験者の点数を操作して、合格率を低く抑えていたことが暴露された。

 この点数操作は遅くとも2010年頃から続いていたといわれる。その理由が、女は結婚や子育てで休職や離職が多いからだという。

 朝日新聞も「明らかな女性差別だ」と社説で憤っている。だが、私がいた講談社でも、女は結婚して辞めてしまう、女に深夜労働はさせられないという理由で、試験や面接で男子学生より高い評価を取った女子学生が、恣意的に落とされていたのは、それほど前のことではない。最近は、ほぼ同数か女性の方が多い年もあるようになってきた。女性は結婚しても辞めない、深夜労働もすすんでやる、男よりも優秀なことが、ようやく会社側も理解できるようになってきたからである。

 先日会った橘玲は『朝日ぎらい』(朝日新書)の中で、オールドリベラリストが守旧派に成り下がっていることを、さまざまな事例を上げて立証している。そこで、安倍政権が女性が輝く社会を目標に上げているが、「リベラルな新聞社では女性差別はないのだから、役員や管理職などの男女の比率は半々になっているはずだ。だとすれば、『なぜ3割なのか、目標は5割を目指すべきだ』と社説に書けるだろう」と皮肉っている。

 裁量労働制でも同一労働同一賃金も同じである。メディアは、他人を批判するが、自分たちのやっていることを顧みて、自己批判することはほとんどない。

 さて、科学技術・学術政策局長の佐野太が逮捕・起訴されたが、今度は、同じく起訴されたコンサルティング会社の元役員、谷口浩司から飲食接待を受けたとして国際統括官の川端和明が逮捕された。

 崩壊寸前の文科省だが、谷口のホームページというところで、「谷口を信じる妻」と名乗る人物が、さまざまな疑義を呈していると新潮が報じている。

「(谷口と=筆者注)家族ぐるみで一番仲良く付き合っていた官僚は、経済産業省の伊藤政道さんです。会食の回数は2年ほどで100回をゆうに超えており、金額も140万円を越えています」

 伊藤の奥さんは野田佳彦元総理の秘書をしていたという。

 そこに「大樹総研矢島義也会長」というのが出てくる。新潮にいわせれば、この人物がフィクサーなのだそうである。

 ドンだフィクサーだと、世の中にはこんなにも“大物”がいるものか。この人物、長野生まれで、上京してからバー経営や芸能界にも足を踏み入れ、その後、政界や官界に軸足を置くようになったという。

 松下政経塾の連中との関係が深く、野田佳彦も以前、この会社の顧問についていたそうだ。

 細野豪志が、昨年10月の衆院選期間中にJC証券なるところから5,000万円を受け取っていたことが明らかになったが、「矢島が融資の仲介をしていても不思議ではない」と噂されているそうである。

 先の野田夫妻とGACKTとも矢島は知り合いだという。だからフィクサーだというは、新潮らしくもない。

 この後に矢島インタビューが延々とあるが、これを読んでも、フィクサーらしきところはない。彼がいっているような評価が正しいのではないか。

「一緒にいる周りがみんな偉くなっただけの話。俺はただの人の良いオヤジで有名なの」

 児玉誉士夫、小佐野賢治、瀬島隆三……昔フィクサーといわれた人たちは饒舌ではなかった。沈黙していることで彼の存在感を高め、周りの者があがめ、付き従った。

 週刊誌も、ドンだとかフィクサーなどといい加減に命名するのは止めたほうがいい。日大の田中理事長も日本ボクシング連盟の山根明会長も、見かけが“おっかない”、こけ威かしの人なだけである。

 スタバ―がプラスチック製のストローの使用をやめると発表したり、台湾がプラスチック製のコップやレジ袋を2030年までに全面的に禁止するという方針を打ち出したことが話題だ。

 現代によれば、1950年以降、世界で83億トンのプラスチックが製造され、そのうちの63億トンが破棄されたという。

 だが、それらはほとんど自然に還らず、現在も年間1200万トンのプラスチックが海に流れ込んでいるという試算もあるそうだ。

 そのプラスチックが海に漂っている間にマイクロプラスチックになり、魚の体内に入って蓄積されているそうである。

 また有害な化学物質がそれに付着したりすることもあり、そうしたものを体内に取り込んでいる魚などを子どもが食べて問題はないのかと現代は問うている。

 ポリカーボネートという強化プラスチックの原料に、ビスフェノールAという物質があるが、これは動物の脳や神経に悪影響を与えるという実験結果があるそうだ。

 乳がんの発生や男性の精子の数が減少することとの関連を示唆する報告もあるという。

 こうした人体への影響はまだ完全には分かっていないようだが、知らず知らずに人体に蓄積され、深刻な影響が出る可能性は否定できないようだ。

 10年20年後に「プラスチック病」なる公害病が蔓延するかもしれないのだ。いまから対策をとる必要があること、いうまでもない。

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