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週刊誌スクープ大賞

日本ボク連・山根明、日大・田中英寿……「一刻も早く身を引くべき」な“老害”たち

 次はポストの巻頭特集。

 来年の4月30日、火曜日が平成最後の日になるが、その日に何かが起こるというのである。

 だが起きるとすれば、年号が変わることによって印鑑やカレンダーを作っているところが儲かるので、われわれ下々にはほとんど変わりがない。

 あるとすれば、新天皇陛下になる現代皇太子が、現行憲法を遵守すると発言することで、安倍首相がその時も首相でいれば、嫌な顔をするという程度のことである。

 一番の注目は、今月の15日、戦没者追悼式で天皇陛下がどういう最後の「お言葉」を発せられるかということだろう。

 今朝、広島市で平和式典が行われた。そこで松井一実市長が「平和宣言」を読み上げた。

 その中にこういう言葉があった。

「核抑止や核の傘という考え方は、核兵器の破壊力を誇示し、相手国に恐怖を与えることによって世界の秩序を維持しようとするものであり、長期にわたる世界の安全を保障するには、極めて不安定で危険極まりないものです。為政者は、このことを心に刻んだ上で、NPT(核不拡散条約)に義務づけられた核軍縮を誠実に履行し、さらに、核兵器禁止条約を核兵器のない世界への一里塚とするための取り組みを進めていただきたい。(中略)
 日本政府には、核兵器禁止条約の発効に向けた流れの中で、日本国憲法が掲げる崇高な平和主義を体現するためにも、国際社会が核兵器のない世界の実現に向けた対話と協調を進めるよう、その役割を果たしていただきたい。また、平均年齢が82歳を超えた被爆者をはじめ、放射線の影響により心身に苦しみを抱える多くの人々の苦悩に寄り添い、その支援策を充実するとともに、『黒い雨降雨地域』を拡大するよう強く求めます」(朝日新聞DIGITAL8月6日より)

 この松井市長の言葉は、いつも聞くたびに感銘が深い。男女小学生による宣言もいいものだった。

 最後に上がった安倍首相の薄っぺらな内容のない哀悼の辞がしらじらしかっただけに、松井市長や子どもたちの言葉がより深く、心に突き刺さった。

 われわれの年代でも、今日が広島に原爆が落とされた日だというのを忘れがちになる。

 ボケていい事と、ボケても覚えていなくてはいけない事というのはある。

 忘れまじ原爆を、忘れまじ愚かな戦争を!

 口臭は年齢にかかわらずあるから仕方ないが、加齢臭というのは嫌な言葉である。

 たしかに年寄りは臭い。父親の加齢臭にはいささか辟易したことを覚えている。

 だが自分がそうした年齢になると、何やら体中から異臭が臭っているのではないかと、いつも心配になる。

 そこで、桐村里沙という内科医の書いた『日本人はなぜ臭いと言われるのか』(光文社新書)を早速買った。

 嫌なタイトルだが、うまいタイトルである。

 人の印象は見た目より臭いだそうで、不快な臭いがあると、人の印象は「マイナス54点」になるという。

 相手に与える印象のマイナス度において、悪臭は堂々の1位だという。

 橘玲の『言ってはいけない』には、政治的嗜好は臭いに出ると書いてある。同じ支持政党の人間の匂いを嗅ぐと、反対の人間は悪臭と感じるが、同じだといい香りだと感じるそうだ。

 口臭は口を健康に保つことで防げる。逆にいうと、健康でない人間は口臭がきついということになる。

 では加齢臭は、どうしたら「消せる」のか。桐村は、福山雅治(49)のやっている入浴時の洗い方を参考にしなさいという。

 今週のFLASHも取り上げている。

 福山が実践しているのは「お湯洗い」。石鹸は使わず、お湯だけで全身を洗う。

 耳の周囲や後頭部、足といったポイントを洗う時だけ石鹸を使う。

 石鹸を使いすぎると皮脂を取り過ぎて、皮膚を傷めて常在菌のバランスを壊してしまうからだと桐村はいう。

 あなたも今日から試してみたら。加齢臭は消えても福山のようにモテるようにはならないが。

 新潮で、皇太子の娘の愛子さんが学校の研修プログラムで、3週間弱、英国のイートン校へサマースクールに行っていることを知った。

 もともと彼女は英語が堪能で、さらに英語力に磨きをかけられることを喜んでいたという。一時期激ヤセしたりして心配されたが、顔もふっくらとして、当時に比べれば別人のように明るくなったそうだ。

 2人の職員は同行するが、愛子さんは学生寮に入るため、身の回りの世話はせず、見守るだけ。

 行く前に、幼いころからの憧れの秋篠宮佳子さんから、英国の雰囲気や過ごし方のレクチャーを受けたそうだ。

 初めてなのだろう、このように母と娘が離れて暮らすのは。娘の母親離れは問題ないが、雅子妃が子離れできるかどうか。いい経験になればいいが。

 孤独論ブームである。下重何とかというお婆さんや五木何某というおじいさんの新書が売れている。

 読めばどうということはない。古代ローマのキケローが人生を語り、老年をうたい上げた時代から、老いと孤独について書かれた本は無数にある。

 これはどんな優秀な若者にも絶対書けない。年寄りだけの得意技である。

 これにビートたけしがポストで挑戦した。彼いわく「孤独なんて嘘っぱちだ」。

「これじゃ『信じる者は救われる』って言われて宗教にハマる貧乏人と同じこと。『独りでもいいことあるよ』って囁きを聞いて、心細い年寄りが踊っているようにしか見えないんだよな。
 オイラは『孤独は幸せ』なんてのは嘘っぱちだと思うぜ」

 たけしは「自分が孤独かどうかなんて気になるのは、世間の視線を気にしているからだ」と喝破する。

 素晴らしい老年なんてない。

「人生は、年齢を重ねるほどつまらなく、不自由になっていく。夢のように輝かしい老後なんてない――それこそが真理だ。老いるってことは想像しているより残酷だぜ」

 普通に生きていれば、年を取ればとるほど、わがままで短気になる。

「老人が若者から尊敬される社会なんかより、ジジイが好き勝手にやって世間から嫌われる社会の方が健全だ。それで『やっと死んでくれた』って思われた方がスッキリするよ」

 年金を巡って、年寄りと若者の間で「世代間戦争」が起きつつある。お前たちは払った分以上の年金をもらってくたばるけれど、オレたちの老後には年金なんぞ破綻していて、もらえない。

 だから年寄りは年金をオレたちへよこすべきだって? 嫌なこった。オレたちがせっせと払った年金は、上の世代が使ってあの世へ行った。

 ようやくオレたちが年金をもらえるというときになって、何で責められなきゃいけないわけ?

 この責任は、厚労省のバカ官僚の先見性のなさや、頭の悪い政治家たちにある。そいつらに責任をとらせるというのなら、オレたち年寄りも一緒にスクラムを組んで闘おうじゃないか。

 世代間を争わせて、自分たちの責任から逃れようとしている官僚や政治家たちを叩き潰し、オレたちの、オレたちによる、オレたちのための政治を取り戻そうじゃないか、若者諸君!

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