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祝、甲子園優勝! 秋のドラフト会議は1位指名集中で「大阪桐蔭まつり」必至!?

※イメージ画像

 2018年夏の甲子園の決勝は、2度目の春夏連覇を目指す最強軍団の大阪桐蔭(北大阪)と、秋田勢として103年ぶりの決勝進出を果たした金足農業が激突し、異様な盛り上がりとなった。100回目の記念大会は、入場者数が史上初めて100万人を突破し、改めて高校野球人気の高さを証明したが、こうなると気になるのは秋のドラフト会議。“甲子園組”の進路はどうなるのか? フリーのスポーツライターが語る。

「盛り上がりという点では近年でもまれに見る大会でしたが、選手の質でいえば、やや小粒だったかもしれません。昨年のドラフトには、甲子園出場こそ逃したものの、清宮幸太郎(早稲田実業→北海道日本ハム)という超目玉がおり、その清宮と並び称された安田尚憲(履正社→千葉ロッテ)、甲子園HR新記録を作った中村奨成(広陵→広島東洋)がいました。一昨年は藤平尚真(横浜→東北楽天)、寺島成輝(履正社→東京ヤクルト)、今井達也(作新学院→埼玉西武)、堀瑞輝(広島新庄→北海道日本ハム)と、4人がドラフト1位で指名される投手の当たり年でした。今夏の甲子園で最も印象に残った選手といえば、秋田予選から決勝まで、すべて1人で投げきった金足農業のエース・吉田輝星ですが、吉田のドラフト1位指名はないでしょう。彼は進学希望といわれていますし、プロ野球のスカウトの間でも、大会前に1位指名候補として彼の名前は挙がっていませんでした。高校生は短い期間でグンと伸びる子もいますが、基本的には甲子園が始まる前にスカウトの評価は決まっており、甲子園で大活躍したからといって、いきなりドラフト指名順位が跳ね上がることはありません。個人的には、吉田を見ていると、早実の斎藤佑樹を思い出しますね。甲子園で投げすぎなところ、フォーム、球質、横顔、上背がないところ(ともに176cm)もそっくりで、あまりプロ向きではないのかなと……

 そんな中、ドラフトを席巻しそうなのが、圧倒的な力の差を見せつけ、春夏連覇を達成した大阪桐蔭の選手たちだという。週刊誌のスポーツ記者が語る。

「今年は大学生や社会人が小粒で、大阪桐蔭の2選手には指名が集中しそうです。大谷翔平ばりの二刀流をこなす根尾昂は3~4球団が1位指名するでしょうし、攻走守のそろった4番打者・藤原恭大も複数のチームが1位で行くでしょう。とりわけ根尾は、今大会はショートを守っていますが、投手として甲子園で148km/hの球速を記録しており、外野手もできるため、二刀流ならぬ“三刀流”といわれることもあります。また、エースの柿木蓮も1位で指名される可能性は十分あります。甲子園では自己ベストの151km/hを出しましたし、四球も少なく、安定しています。大阪桐蔭には根尾をはじめ、ほかにも良い投手がいたので、肩を酷使していないのも魅力です」

 大阪桐蔭といえば、中村剛也(埼玉西武)、浅村栄斗(同)、中田翔(北海道日本ハム)、平田良介(中日)、西岡剛(阪神)、藤浪晋太郎(同)など、名選手を数多く輩出してきた名門校。その歴史に、また新たな1ページが書き加えられることになりそうだ。

最終更新:2018/08/22 22:30
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