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ドラマ評論家・成馬零一の「女優の花道」

”平成最後の夏”は松本穂香の夏! 『このせか』すずと真逆の”眼帯ユーチューバー”を怪演

 例えば、夫の周作(松坂桃李)が結婚前に交流を持っていたと思われる遊女リン(二階堂ふみ)のことを気にしたり、幼なじみで初恋の男性・水原哲(村上虹郎)が戦地に向かう前に訪ねてきた時に一晩一緒に過ごさせようとしたことに腹を立てたりといった姿からは、女として艶っぽい部分が見え隠れする。

 本作が面白いのは、ほとんど面識のない男性と突然結婚することになった19歳の女性が、夫婦になってから夫のことを知り、嫉妬や尊敬といった恋愛感情が芽生えていくところだろう。

 相手と知り合って、よくお互いを知ってから結婚をする現代の私たちと比べると、すごく不自由に見えるが、自由にならないからこそ、すずは運命的なものを実感している。戦時下という時代背景も含めて、人生を選ぶことができない悲しさは、遊女として働くリンや、戦地に向かう水原やすずの兄・要一(大内田悠平)にも投影されているが、そんな運命を、 引き受けて生きている人間の美しさが本作では描かれている。

 ドラマ版が、現代パートを作ったのは、ひたむきに生きていたすずたちと、自由だが何をやっていいのかわからない現代を生きている(我々、視聴者の分身ともいえる)近江佳代(榮倉奈々)を対比させたいからだろう。

 この過去と現代という対比で見た時に面白いのが、松本が主演を務めるもうひとつのドラマ『♯アスアブ鈴木』である。

 本作はYouTubeで配信されている1話5分ほどのウェブドラマだ。「夜の連続ユーチューブ小説」をうたう本作は、群馬の田舎町でユーチューバーとして配信する鈴木ララ(松本)の姿を追っていく。


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