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1人分の手術代しか捻出できず……難病双子の両親が苦渋の「命のくじ引き」を決行

難治性の免疫疾患で、現在は危篤状態だという双子

 親というものは、自分の子どもたちに対して分け隔てない愛情を注ぐものだ。同時に生まれてきた双子ならば、なおのことだろう。

 死の淵に立たされている双子のうち、どちらかの命を選ばなければならないとしたら――。そんな極限状態に置かれ、くじ引きによって「救う命」と「捨てる命」の選別を行った両親がいる。

 中国メディア「韶関日報」によると、広東省で昨年10月に生まれた双子の男の子、康康(カンカン)ちゃんと楽楽(ルール―)ちゃんが、難治性の免疫疾患によって危篤状態に陥っている。

 生後1カ月がたったばかりの11月のとある夜、兄のカンカンちゃんが呼吸困難を起こし、病院に運ばれた。その直後、祖母と自宅にいた弟のルールーちゃんも同様の症状を引き起こした。

 2人に下った診断は、50万人に1人ともいわれる難病、慢性肉芽腫症だ。バクテリアや細菌によって引き起こされる感染症への免疫が弱体化することで、健常者なら抗生物質の服用で治ってしまうような病気にさえ、命を奪われてしまう危険がある。

 それから9カ月がたった現在、2人は免疫疾患治療に実績のある重慶市内の病院に転院したが、現在、危篤状態に陥っている。担当医によると、一刻も早く骨髄移植を行わなければ、いつ命を落としてもおかしくない状況だという。

 幸いなことに、2人に骨髄を提供してくれるドナーは見つかったというが、問題はその費用だ。この移植手術を2人に施すには、98万元(約1,600万円)以上という費用が必要だという。さらに、その後の継続的治療についても考慮すると、医療費は莫大な額に跳ね上がるという。

 中国の中間層以下に属し、しかもすでに40万元(約650万円)ほどの医療費を費やしている両親にとっては大金だ。

 ともかく彼らは我が子を救うため、金策に奔走した。ところが、工面できたのは、1人分の手術費用がようやく賄えるだけの金額だった。

 しかし、2人の命にもはや一刻の猶予もない。せめて、どちらか一方でも救いたい。そう判断した両親は、双子のうち、どちらに移植手術を施すかを決めるくじ引きを行った。当たりを引いたのは兄のカンカンちゃん。ルールーちゃんの治療は停止されることとなった。双子のうち1人を救うため、もう1人を見捨てざるを得なかった両親の心中は、察するに余りある。

 そんな両親と双子の運命に、一筋の光が差し込んだ。双子の祖母が中国のチャリティー団体と連絡を取り、双子を救うための募金活動が開始されたのだ。8月20日時点で73万元(約1,200万円)以上の募金を集めているとのことで、双子の命がつなぎ止められる希望も出てきた。

 今後、2人につつがなく治療が続行され、両方の命が救われることを祈りたい。

最終更新:2018/08/30 14:00
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