日刊サイゾー トップ > カルチャー > 映画  > 日本で「映画定額見放題」実現の可否

ヘビーユーザーが少なければうまくいきそう!? 日本でも映画館で「映画定額見放題」は実現するか

※イメージ画像

 アメリカでにわかに注目を集めているのが、映画館で映画が定額で見放題になるサービス。いまだサービスが定着するかは不透明だが、日本なら普及するのではないかと、関係者は熱い視線を送っている。

 アメリカで昨年から始まった「MoviePass」は、1日1本に限り映画が毎月見放題になるサービスだ。その料金は毎月9.95ドル。日本円で1,100円程度となる。アメリカの映画館は日本よりも若干安いといわれるが、それでも毎月2回以上映画を見る人からすれば、非常にお得な設定となっていた。

 実は今、このサービスはあまりに注目を集めたために困難に直面している。「MoviePass」利用者の入場料は運営会社が映画館に支払うシステムだったが、利用者が殺到したため支払いがかさみ、サービスは、定額見放題から「同じ映画は1回限り」、「1カ月に3本まで」と段階的に後退しているのである。

 アテが外れた原因は、本来、映画館とは「MoviePass」利用者の入場料は割引きして計算するつもりだったのだが、多くの映画館がこれに応じなかったためとされている。

 そんなビジネスモデルとしては黄信号がともっているにもかかわらず、日本では定額制の導入を本気で考えている映画館も増えているのだ。

「映画が斜陽産業といわれるようになって久しいですが、その現状はまだ変わっていません。アメリカや韓国では、国民1人当たりが一年間に映画館で4本以上の映画を見ているのですが、日本では1.2本程度にとどまっています。定額制の導入は、それを打破する機会になるのではないかと思います」

 そう話すのは、都内の映画館関係者。日本においては、どうやって多くの人に映画館に足を運んでもらうかが課題。その起爆剤として定額制の導入には熱い視線が送られているのである。

「MoviePassが想定外だったのは、あまりにヘビーユーザーが多かったことです。日本の場合は、もしも、月額見放題にしても毎日のように映画館にやってくる客は多くないと思われます。ですので、十分に採算は取れるのではないでしょうか」(同)

 確かに「定額使い放題」となっても、結局なんだかんだで毎日というわけにはいかなくなるのは、通信教育からスポーツジムまで、日本人にはありがち。あまりヘビーユーザーが集まりすぎないことが、成功のカギになりそうだ。
(文=是枝了以)

最終更新:2018/09/14 22:30
関連キーワード

ヘビーユーザーが少なければうまくいきそう!? 日本でも映画館で「映画定額見放題」は実現するかのページです。日刊サイゾー芸能最新情報のほか、ジャニーズ/AKB48/アイドル/タレント/お笑い芸人のゴシップや芸能界の裏話・噂をお届けします。その他スポーツニュース、サブカルチャーネタ、連載コラムドラマレビューインタビュー中韓など社会系の話題も充実。芸能人のニュースまとめなら日刊サイゾーへ!

ページ上部へ戻る

絶対的満足度の至宝店すべて見る

人気連載すべて見る

元木昌彦の『週刊誌スクープ大賞』

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"元木昌彦による週刊誌レビュー

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士、かく語りき

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士の最新情報をお届け! 嫁・麗子も時々登場。

テレビウォッチャー・飲用てれびの『テレビ日記』

テレビの気になる発言から、世相を斬る!

じゃまおくんのWEB漫クエスト

マンガレビューブログ管理人じゃまおくんが、インターネットに埋もれる一押しマンガを発掘!

腹筋王子カツオ『サイゾー筋トレ部』

“腹筋インストラクター”腹筋王子カツオさんが、自宅でも簡単にできるエクササイズを紹介!

イチオシ企画

【PR】DYM・水谷佑毅社長の野望とは?

医師免許を持つ、ベンチャー経営者の異色の半生!
写真
特集

『鬼滅の刃』はジブリ超え大ヒットになるか?

アニメ映画『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』の興収が公開10日間で100億円突破で『千と千尋の神隠し』超え!?
写真
人気連載

『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』レビュー

「この映画は大音量で上映すべし」  ...…
写真
インタビュー

インタビューまとめ

 新年あけましておめでとうございます! ゴシップサイトとして名を馳せる日刊サイゾーで...
写真