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防弾少年団(BTS)全米1位獲得は“チャート不正操作”だった? 空前の快挙があぶり出した「K-POPの闇」

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 韓国の7人組グループ、防弾少年団(BTS)の2枚のアルバム『LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’』『LOVE YOURSELF 結 ‘Answer’』が、K-POP史上初めて全米音楽チャート「ビルボード200」のアルバム部門で1位を獲得したのは記憶に新しいところ。だが、「BuzzFeed」アメリカ版では、彼らのファンによる“チャート不正操作”が報じられている。

「ビルボートチャートではストリーミングサービスの有料会員による再生回数が重視されるのですが、記事によると、BTSのアメリカのファンたちが、意図的に再生回数をアップさせ、BTSを全米1位に押し上げたというのです。手口としては、世界最大の音楽配信サービス『Spotify』の有料会員アカウントを1,000個作り、TwitterなどのSNSを通じてアメリカ国内外のファンに提供し、一斉に再生させ続けることによって、ストリーミング再生回数を伸ばしたそうです」(音楽ライター)

 こうしたチャートの不正操作は、音楽配信価格が世界で最も安く、アメリカ以上にストリーミングサービスが盛んな韓国では常態化しているという。今年4月には、韓国の音楽配信チャート「GAON」で、ソロ歌手・Niloの楽曲「About You」が不正に1位を獲得したのではないかと騒ぎになったこともある。

「Niloが1位を獲得する前の週は、日本でも人気が高いTWICEの『What is Love?』が首位でした。K-POPクイーンの彼女たちが1位だったのはその1週だけで、無名のNiloにすぐに取って代わられるのは、いかにも不自然だということで、不正が疑われたんです。Nilo側はSNSを通じたマーケティングが奏効したと主張しましたが、かなり怪しい。中国にはチャートを不正に操作する専門の業者がいて、1億ウォン(約1,000万円)支払うと、1万個のアカウントを使って依頼を受けた楽曲のストリーミング回数を増やし、チャートの順位を上げてくれるのだそうです。こうしたやり口は“音源の買い占め”と呼ばれ、すでに2013年には大手プロダクションのSMエンターテインメントやJYPエンターテインメントなどが、ソウル中央地検に捜査を要請したこともあるほどで、今に始まった問題ではありません」(同)

 BTSによるK-POP史上初の全米ナンバー1という快挙が、“K-POPの闇”を浮き彫りにしたのは、なんとも皮肉である。

最終更新:2018/09/30 12:00
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