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テーマが重すぎた!? ジャンプ史上最も泣ける、打ち切りマンガ『飛ぶ教室』

■『はだしのゲン』の数倍悲惨!

 そこら中に死体が転がり、自分たち以外は誰一人生き残っていない世界。『はだしのゲン』の数倍悲惨な状況で生きていけっていうんですから、小学生にとっては非常に過酷です。

 放射能に汚染されていない食物や水を求め、命がけで危険な廃墟に乗り込んだり、変わり果てた姿の肉親と再会したり、シェルターに閉じこめられた赤ん坊を救出したり……いたいけな子どもたちに襲い掛かる苦難の連続。作品序盤にして、この先の展開を考えただけでも号泣必至です。

■常に誰かが泣いている

『飛ぶ教室』の主要キャラクターは主人公のオサム、ガールフレンドのみっちゃん、一番の秀才でリーダー格のサトル、そして唯一の大人である担任の北川先生です。

 主人公であるはずのオサムは心優しき少年ですが、イマイチ頼りなく、何かにつけて泣きだし、リーダーのサトルに頼りっきり。主人公がこんな感じの上、数ページを開くたびに不安になった子どもたちの誰かしらが泣いています。

 北川先生は美人で男前で生徒からの信望が厚く、的確な指示を出してくれる頼りになる存在ですが、実は死の灰を浴びて余命幾ばくもない状態。吐血したり、髪の毛が抜けたりして確実に死期が迫っているのですが、生徒に心配させまいと、それをひた隠しにしているのです。ここがまた読者にとってはスゴい泣きポイントになっています。まさしく、どこから読んでももらい泣きできる作品といえるでしょう。

■サトルがハイスペックすぎる!

 北川先生が半病人のため、実質的な司令塔となるのが秀才キャラのサトルです。放射能に関して豊富な知識を持ち、とにかく冷静沈着で大人の態度を併せ持っています。小学生のクセにやたら頭が良く、廃墟になったコンピューター会社に潜入。スーパーコンピューターをハッキングしてデータを取り出すシーンがあったり、無線機を修理したり、水力発電機を設計したりと、飛び抜けてハイスペック。サトルクラスが数人いれば、核の冬なんか屁でもなく、なんなら世界制覇も可能かもしれませんが、いかんせん他のメンツが至って普通の小学生なので、そうそううまくいきません。


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