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高橋一生主演『僕らは奇跡でできている』低視聴率のわりに、視聴者に刺さりまくりで“号泣必至”の怪

■見どころは、焼肉屋でのシーン

 相河が通う歯科クリニックの院長・水本育実(榮倉奈々)は、前話でケンカをしてしまった彼・雅也(和田琢磨)と仲直りをしようと手料理を振る舞いますが、雅也は食事を終えるとすぐに帰ってしまいました。水本先生が取材を受けた雑誌について隠したことが、「自分に気を遣っている」と、おもしろく思わなかったのでしょう。

 ストレス解消のため、水本先生がお店で一人焼肉をしているところ、家政婦の山田さん(戸田恵子)が不在のため、外で食事を済ませようとやってきた相河とバッタリ。今研究しているリスのことを楽しそうに話す相河を横目に、水本が「リスたちと仲良くやればいいんじゃないですか?」と、投げやりに返事をすると、相河は、

「僕は人となかなか仲良くなれませんから。でも、一番仲良くなりたい人と仲良くなれたからそれでいいんです」とポツリ。

 流れ的に、「もしやその人って水本先生?」「可愛がってくれている鮫島教授?」なんて予想する視聴者もいたようですが、その答えはまさかの意外な人物でした。

「僕です。昔の僕は僕が大嫌いで、毎日泣いてました」

 そんな相河を、水本先生は少し驚いた表情で見つめます。大学の生徒・琴音のように、相河に微笑ましい感情を抱くのかどうかはわかりませんが、少しずつ、水本先生の心を開いていきそうな予感です。

 

■平凡だけど、「なぜか泣ける」

 前回のレビューで、このドラマは起承転結がなく、物語の山場もはっきりしていないので、観る人を選ぶ作品だと書きました。でも、“このドラマはそういうもの”と思って観た第2話は、少し印象が変わりました。

 確かに、他の作品と比べると、ストーリーの起伏は緩やかだし、ドラマティックな展開はありませんが、その分、相河と家政婦の山田さんや、生徒たち、水本先生など、登場人物たちの掛け合いによって気づかされることがたくさんあるような気がします。

 前回のイソップ童話のウサギとカメの話のように、今回で言えば、リスの話。山の中に、人間が作った歩道を境にして、リスがいるエリアといないエリアがあることに気付いた相河は、2つのエリアを繋げるように橋を作りたいそうです。でも、リスに橋を渡らせたいのではなく、渡るか渡らないかは、リスの自由。ただ、向こう側に行ける方法があるということを、リスたちに見せたいんだとか。

 ほかにも、「どうして悪くなった歯を虫歯っていうのか?」「どうして“虹”は“虫”偏なのか?」などなど、小さい子どもの自由な発想に驚かされるように、相河を見ていると、忘れかけていた童心を思い出すような気がします。

 ネット上の反応を見ると、「自分が子どもの頃を思い出すし、ほっこりする」「不思議なリズムを刻むドラマ」「何でもないシーンで涙がホロホロでてくる。人が還りたい場所は、自分の本質なんだなぁ、ということを思い出させてくれる、いいドラマ」「ほのぼの見てたのに『昔の僕は僕が大嫌いで~』のとこで泣いた」と、数字のわりに、視聴者に刺さりまくりのようです。

 筆者的には、フィールドワークのときの楽しそうな横顔もそうですが、終盤、通勤途中の水本先生が、雨の中じーっとカエルを観察している相河に声をかけたときの「おっちょこちょいのカエルと歌っています」という表現がとってもかわいくて、思わずキュンとしてしまいました。 前回、このドラマは「高橋一生のPVのようだ」とも書きましたが、それはそれでアリなのかもしれません(早々の手のひら返し、すみません)。

 今夜放送の第3話では、相河と自分の息子・虹一(川口和空)が親しくしているのを良く思わない虹一の母・涼子(松本若菜)との間にある“事件”が起きるようなので、育児に悩むパパ、ママには特に見てほしいなぁと思う次第です。

 ちなみに、相河は幼稚園の頃、おじいちゃんに教えられた通り、「いぃぃぃぃ~!」と声を出してから就寝していました。これをすると、嫌なこと忘れて、朝気持ちよく目が覚めるそうなので、今日何か嫌なことがあった人は、ぜひ試してみてください。

(文=どらまっ子TAROちゃん)

最終更新:2018/10/23 20:00
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