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『3年A組』「種明かし→新たな伏線」で視聴者をロックオンも、いまだ明かされぬ菅田将暉の”真の目的”

■柊の目的は、A組への“命懸けの授業”だけではない?

 このドラマに、予想外の展開はあまり起きない。柊に殺されたと思った生徒たちが生きていたのも、予想通りだった。この事実を、3話にしてあっさりネタバレさせる今作。こんなことに重きを置くドラマではないのだ。だから、生徒存命の事実を長く引っ張って隠さなかった。

 ひとつの伏線はわかりやすいが種明かしが早く、次から次に謎の事実が登場する展開の速さ。今後、もっと核心に迫る予想外の展開が待ち受けているに違いない。

 では、現時点でどんな謎、伏線が残されているかを振り返りたい。

 第3話で登場したのは、郡司の前職が教師だったという過去だ。柊は郡司のことをよく知っている。

「ある日、1人の生徒が集団暴行を受けて亡くなった。男は教え子を救えなかった自分を責めたが、その怒りと悲しみを犯罪そのものに向けた。弱者を傷つける犯罪を横行しない世の中にする! そして男は、刑事になった。その男は自分が味わった負の感情を跳ね返して、明日を生きる活力に変えたんだ!」

 その後、監視カメラを通じて郡司と会話した柊は、笑みを浮かべて「やっぱり有能な刑事さんだ」とつぶやいた。

 郡司の記憶にはないが、2人の間には関係性がある。そして、柊は郡司に悪感情を抱いていない。そんなことが柊の様子からうかがい知れる。

 そして、もうひとつ。第3話の終盤で、柊がかつて交際していた相良文香(土村芳)の父・孝彦(矢島健一)のスマホが一瞬、映し出された。何者かとのチャット画面で、孝彦のアカウント名は「とある魁皇生」になっていた。ということは、孝彦が3年A組の教室にいるテイの内通者ということ!? 郡司とやりとりしていたのも孝彦だし、悪く言っていたはずの柊とも通じているということか……。

 郡司や孝彦を巻き込んでいるならば、澪奈が自殺に至った原因をあぶり出し、命懸けの授業を行うことのみが柊の目的ではないということになる。彼の目的はA組の外部とも関連する問題だ。次回予告で、文香が「私のためにこんなことをしているならやめて」と必死に諭していたのも気になる。

 柊が3年A組を人質に取った目的は何か? それが、このドラマを読み解く焦点。

「すべてを打ち明けよう」

 第4話の予告を観ると、柊は生徒たちに口を開く模様。ここで、柊の真の目的が明かされる。

(文=寺西ジャジューカ)

最終更新:2019/01/27 16:00
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