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世界発のオリジナル手作りコーラ「伊良コーラ」を飲んできた【後編】

◆前編はこちら

――あの、今さらなんですが、「コーラ」という商品名は、特に制約なく使えるんですか?

「はい、使えます!『コカ・コーラ』はもちろん商標登録されてますけど、『コーラ』は一般的な名称なので、サイダーなんかと同じですね」

――「伊良コーラ」として販売をスタートしたのは、いつ頃のことですか?

「中古車を買ってキッチンカーに改装して移動販売をし始めたのが、2018年の7月です。もともとはサラリーマンをしながら週末にコーラの調合をして、同僚に飲んでもらっていたんですが、同僚が『「おいしい! 毎日飲みたい!』と強く言い始めて(笑)。それで販売をしてみようと思ったんです」

――お仕事をしながら、コーラ作りをしていたんですか!?

「なので、土日しか販売できないんです。最初の頃はスパイスのかけらが浮いてたりとか、今の『伊良コーラ』に比べると粗削りなものだったと思います。でも、飲んでくれたお客さんの反応は最初からすごくよくて『コーラって手作りできるの!?』って驚いてくれましたし、これはもっとたくさんの人に飲んでもらえるかもしれない、と思いました。実は昨年末で会社を辞めまして、これからはコーラ一本でいこうと!」

――すごい! クラウドファンディングで工房作りの資金を募り、見事達成されたと聞きました。

「はい。おかげさまで、この工房を整備して、『伊良コーラ』の原液シロップを瓶詰めにして通販する形で全国の方々に飲んでもらおうと、動き始めているところです。2月以降には販売を開始する予定です 」

――なるほど、瓶詰めのシロップを買えば、あとは家でそれを炭酸水で割って「伊良コーラ」を飲めると。

「これまでは移動販売を行えるエリアがどうしても限られていましたし、一日に200パックほど販売するのが限界で、それも売り切れてしまうことが多かったんです。ただ、瓶選びがなかなかうまくいかなかったり、まだまだ設備や人員的に大量生産ができる状況ではないですし、これからの課題がたくさんあります」

――「伊良コーラ」はラベルといい販売車のデザインといい、オシャレですよね。

「古くて新しい、というイメージを持ってもらえるように、デザインにもこだわりたいと思っています。地下室から、この祖父のノートが見つかったんですよ。昔のマッチラベルなどをコレクションしたものなんです」

「こういったデザインを参照しながら、デザイナーさんと二人三脚で作っています。たまたま出てきた祖父のノートが、大きなヒントになっています。移動販売車のカラーは『アイランドブルー 』にしています」

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