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『温泉へ行こう』の加藤貴子の変わらぬ温泉愛『さすらい温泉』番組史上初! 生尻にピントが合う

■温泉愛をちらつかせる加藤

 加藤貴子といえば、なんと言っても代表作は20年前主演した昼ドラ『温泉へ行こう』。温泉宿で奮闘する若女将を演じ、シリーズもパート5まで作られたり、番外編もドラマ化されたりと人気を博した。

 今回「温泉ドラマの大先輩」としてキャスティングされてるのは明らかで、スタッフの遊び心が見える。

 そういえば最初、風呂が熱いとケチをつけた時も、水で埋めようとする従業員に対し、「そんなことしたら、せっかくの温泉が台無しになるじゃない?」と、「温泉愛」的なものをチラつかせていた。

 もしかしたら純粋なクレームだったのかもしれないが、『温泉へ行こう』の下地があるから、それっぽく聞こえた。

 かつてドラマに出ていたという設定もリアルな加藤貴子を思い起こさせるし、朝比奈葉子という名前も『温泉へ行こう』の時の役名・椎名薫に似ていなくもない。無理矢理勘ぐっている部分は間違いなくあるが、どうしてもそう関連づけたくなる。

 その加納の出ていたドラマが『俺たちのタスキ』という駅伝ものなのは、間違いなく今回が箱根だからで、これを温泉ものにしてしまうと、物語的にややこしくなるので、箱根を使った遊びとして駅伝ものにしたのではないだろうか。

 結婚、出産を経て、少し仕事をセーブしている印象の加藤だが、あの鼻にかかるようなハツラツとした声は健在で、懐かしさを覚えた視聴者も多いだろう。

 実は、妻子持ちの男と別れるため、最後の夜を思い出の部屋で過ごそうと来ていた加納だが、どうやらすっぽかされたようで、いまいち元気がない。

 さらに女優を辞めかけているらしき加納を励ますため、健さんはマラソンランナーのユニフォームに身を包む。

 もし自分が芦ノ湖まで走れたら、これからも女優を続けてほしいと無理矢理約束をとりつける健さん。

 もちろん、ユニフォームはなんでも出てくる例の四次元トランクから引っ張り出したもの。

 今までで一番「普通の」衣装かもしれないが、それでもユニフォームを前もって持参してるのはやはりおかしい。

 フラフラになりながら何とかゴールし、思いのこもった「タスキ」を加納に渡す健さん。

 健さんを抱きしめながら「泣いてないわよ、女優の涙は信じちゃダメなのよ」と笑う加納は、吹っ切れたようにいい顔をしていた。

■ボカシ無しの生尻

 見事な走りを見せてくれた健さんだが、走っている最中、前日にたまたま見てしまった仲居の絵里香(七海なな)の尻を思い出しながら走っていた。

 なぜあそこで思い出す必要があったのかはわからないが、わざわざ回想シーンを入れてまで、思い出していた。

 加納が知ったら、きっと不快な顔をするし、なんならその勢いでそのまま女優を引退していただろうが、とりあえず危機一髪だ。

 これは、掃除をしに来た健さんが間違って絵里香が入浴中の風呂に入ってしまったことから起きた「事故」ではあるのだが、悲鳴をあげる絵里香に対し、「見てません、何もー!」と釈明しつつ、その直後に「いいケツしてんなあ」とハッキリつぶやいていたので、決して反省はしていないものと思われる。

 あまりに「いいケツ」の台詞を自然に言うもんだから(アドリブ?)、カメラだかスタッフだかの笑う息が漏れていたような気もするのだが、それくらい「見てんじゃねーか!」と自然にツッコミたくなる、いいシーンだった。

 ちなみに絵里香を演じた七海はAV出身で『ふたりエッチ』のヒロインなども演じている女優。

 以前、ピントをボカしつつの尻出し入浴シーンの際に「久しぶりに地上波で生尻を見た」と書いたが(第3話)、今回はフォーカスがぴたりとあった中での生尻。

 しかも、尻を拝みやすいようにわざわざ意味なく風呂桶から立たせて「ヤッホー」とか叫ばせるセクハラ演出。

 そのかいあって、シリーズ最大の衝撃シーンとなった。ありがとうございました。

 次回は、南熱海にて、酒井若菜と嶋田久作がゲスト。どんな化学反応を見せるのか楽しみだ。
(文=柿田太郎)

最終更新:2019/02/27 19:30
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