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平成J-POPプレイバック!

昭和から平成、そして令和へ……時代と共に突っ走し続ける松任谷由実

『ユーミンからの、恋のうた。』(Universal Music)

平成が終わろうとしている今、90年代に始まったJ-POPの流れがひとつの節目を迎えている。あのアーティストの楽曲はなぜ、ヒットしたのか? 音楽ライターの青木優が徹底分析!

 新しい元号が決まった。この数日は、そのニュースでもうおなかいっぱいである。当連載は元号が切り替わるのを前提に始まったのだが、いざこうして決まると「平成、ほんとに終わっちゃうんだな~」という気がする。

 さて、今回は松任谷由実について書く。

 ただ、ユーミンを平成時代のJ-POPとして捉えることに違和感を持つ大人も多いのではないかと思う。なにせ彼女のデビューは1972年で、元号でいうと昭和47年。その頃から多くのヒット曲や優れたアルバムを多数世に出しているアーティストだ。つまり昭和から平成、それに次の令和の時代も活躍し続けるであろう存在なのである。

 昭和時代から今に至るまで、最前線で活動を続けているアーティストたち……たとえば井上陽水、小田和正、矢沢永吉、山下達郎、中島みゆき、長渕剛、サザンオールスターズ、などなど。こうした超ベテランたちを「平成のJ-POP」という視点だけで語るのは、ちょっとムリがあるわけだ(このうちのユーミンと桑田佳祐が昨年末、平成最後の『紅白』のトリを飾ったのは記憶に新しい)。

 それでも今回取り上げようと考えた理由には、彼女が平成に入って放ったヒットソング群もやはり時代を象徴していたもので、また今も精力的に活動を行っているから。そしてもちろん、今のユーミンも魅力的だと思ったからである。

 では平成以降のユーミンの楽曲で、特に知られているであろうものを書き連ねてみよう。

 まず、平成元年である1989年には「ANNIVERSARY~無限にCALLING YOU」がヒットしている。

 1993年には「真夏の夜の夢」が大ヒット。佐野史郎が「冬彦さん」を演じた衝撃のドラマ『誰にも言えない』(TBS系)の主題歌で、チャートの1位を獲得した。妖しく、しかもダンサブルでもある、見事なポップナンバーである。

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