独居老人の個人情報はTwitterで簡単に入手可能!? 「アポ電」強盗が急増するワケ

2019/04/05 14:00

イメージ画像(足成より)

 日本の治安悪化を実感させるような事件が起きた。今年2月、東京・江東区で起きた「アポ電」強盗殺人事件だ。

「アポ電」とは、「アポイント電話」の略称。振り込め詐欺で詐欺電話をかける「掛け子」が、事前に目星をつけた相手に資産状況などを確認するための電話のことだ。

 今回の事件で逮捕された22~27歳の男3人は、このアポ電をかけた後、被害者となった80歳の女性宅に強盗目的で押し入ったとみられている。

「3人は、この事件以外にも、2月に渋谷区内で高齢者夫婦が緊縛され、現金400万円が奪われた事件への関与が疑われるなど、同種の犯行を繰り返していたようだ。彼らに限らず、『より手早く現金が得られる』ということで、振り込め詐欺グループから入手した情報を元にタタキ(強盗)に手を染める連中が増えている」(全国紙社会部記者)

 関係者によると、アポ電強盗に利用される個人情報や、共犯者を募集する求人情報などは、ネット上にあふれているという。それも、ダークウェブのような特別な場所ではなく、一般的なSNSを使って物騒なやりとりがなされることも少なくないという。

 事情を知る暴力団関係者は「Twitter上には、違法性の高い仕事の情報が出回っている。『裏バイト』などのキーワードで検索をかければ、そういう危ない仕事に容易にありつける。今回の事件で逮捕された連中も、同じ方法でシノギの情報を得ていたようだ」と声を潜める。

 この関係者によると、逮捕された3人はTwitterを通じて「業者」と呼ばれる裏仕事の手配師と接触。犯罪によって得た金額の何割かを報酬として渡していたとされる。また、アポ電強盗犯がターゲットとする一人暮らしの高齢者の連絡先名簿といったような個人情報も、Twitter上で容易に入手が可能だという。

 ひと昔前は、治安の良さに定評のあった日本だが、それも過去の話になりつつある。自分のあずかり知らぬうちに、ネット上でアポ電強盗のターゲットにされていたら……。想像するだに恐ろしい。

最終更新:2019/04/05 14:02

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