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地面師事件「主犯逮捕」は誤報だらけだった!? フィリピン人情報屋の手玉に取られた日本マスコミ

YouTube『ANNnewsCH』より

 2018年に列島を騒がせた事件のひとつが、東京都内の不動産をめぐって積水ハウス(大阪)が約63億円をだまし取られた地面師事件。巨大企業が地面師グループに大金をかすめ取られるという映画のような顛末は、世間の耳目を集めた。

 十数人からなる地面師グループの中でもひときわ注目を浴びたのが、警視庁の強制捜査前にフィリピンへと逃亡した主犯格、カミンスカス操容疑者(59)である。

「浅草のフィリピンパブでの豪遊ぶりや、直撃した記者につかみかかる姿がニュース映像で流れ、視聴者の関心を誘いました。ハーフ風の顔立ちと、リトアニア人妻の姓という『カミンスカス』という国籍不明の名前もあいまって、“劇場型犯罪の主役”として強いインパクトを残しました」(民放記者)

 地面師グループのメンバーが次々と逮捕される中、逃亡を続けるカミンスカス容疑者の動向に、テレビや新聞の事件担当記者は注視。このまま越年か、とも思われた矢先の12月19日、事態は一気に動いた。

 この日の早朝、マニラ市内の日本大使館に自ら出向き、その後、フィリピンの入国管理局に身柄が引き渡されたのだ。電撃的な出頭劇は当然、日本でも速報で伝えられたのだが、この時、取材現場は混乱を極めていたという。

「日本国内での身柄拘束ならば、警察が情報を集約して記者にレクチャーするのが自然な流れです。ところが、今回はフィリピンでの話。大使館に出頭しているため、所管する外務省への取材が必要となり、各社裏取りに難航したようです」(大手紙社会部記者)

 さらに厄介だったのが、カミンスカス容疑者の身柄がフィリピンの入管当局に引き渡されたことだ。

 その日、テレビ各局の夜のニュースでは、入管施設内に連行され、取り調べを受けるカミンスカス容疑者の映像が流されたが、マスコミの狂騒が思わぬ事態を招いたという。

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