学生離れがさらに加速!?

”八王子のマチュピチュ”中央大学「1限の開始時間繰り上げ」で最寄り駅が地獄絵図に……

2019/04/10 21:00

中央大学公式サイトより

 東京・八王子市にある中央大学が、今年度から1コマの授業時間を90分から100分にし、1限の開始を20分早めて9時スタートにしたが、これに学生たちから不満の声が上がっている。

 前期の授業開始日となった10日の朝8時すぎ、多摩モノレール多摩センター駅と高幡不動駅では入場制限がかかり、学生たちであふれ返った。ただでさえ車両の少ない多摩モノレールだが、近隣の明星大学や帝京大学と1限開始時間がかぶったため、このような状況に陥ってしまったようだ。

 Twitterでは「#もとの時間割に戻せ中央大学」がトレンド入りし、「あんなマチュピチュにたどり着けるのモノレールか徒歩かバスなんだから時間割ぐらい余裕持たせてくれよ」「なんでわざわざ変えてまで周りと被せるんだよ」「学生運動もネットで行う時代か 」「地獄……」といった嘆きの声が噴出している。

「中大は僻地にあって、最寄り駅は多摩モノレールの中央大学・明星大学駅か、京王線の“多摩動”こと多摩動物公園駅。モノレールは運賃が高いため、多摩動を利用する学生が多いんですが、そこからは山道を20分弱登らなければならない。開始時間が早まったことで多摩動からモノレール通学に変えた人も多いようですが、こんなに混雑するなんて……。これでは1限の単位を落とすのも時間の問題。どうにかしてほしいです」(現役学生)

 多摩モノレールによると、もともと朝8時から9時の高幡不動駅~中央大学・明星大学駅区間の混雑率は120%で、今回の“改悪”によって、今後、さらにアップするものとみられる。

 学生たちからは非難轟々の新時間割だが、ここには大学側の譲れない事情もあるようだ。

「ここ数年、1コマ90分15回授業から100分14回授業に変更する大学が増えています。明治大学や立教大学に加え、今年度から上智大学や法政大学も導入を始めました。この背景のひとつに挙げられるのがハッピーマンデー対策。祝日は授業を行わないのが通常ですが、15週確保のためには、どうしても祝日の月曜日に授業を実施せざるを得ない状況となっている。今回の変更で中大では7限が廃止されましたが、もし1限が9時20分スタートのままだったら、6限の終了は21時近くになってしまう。大学としても、致し方なく、といったところでしょうが、このあたりは大学が密集しているわりに交通の便が悪いので、もう少し他大学と調整するべきだったのでは?」(大学関係者)

 首都圏の私立大学では都心回帰の動きが強まっており、交通の便がいい23区内にキャンパスを移すことで、少子化のなか、少しでも学生を集めようと躍起になっている。中大でも2023年に法学部を文京区に移転させることが決まっているが、ほかの学部も早急に対策を講じないと、学生離れが加速するかも!?

最終更新:2019/04/11 11:21

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