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ゲキメーションの旗手・宇治茶監督インタビュー

楳図かずお×クローネンバーグ×探偵ナイト!! かつてない衝撃作『バイオレンス・ボイジャー』

二度と後戻りはできない恐怖感

ボビーとあっくんはチープな娯楽施設「バイオレンス・ボイジャー」に誘い込まれ、想像を絶する体験をすることになる。

――子どもたちに確実にトラウマを植え付ける『バイオレンス・ボイジャー』ですが、宇治茶監督自身の恐怖体験を教えてください。小学生の頃、好きだった女の子に遠足中のバスでゲロを浴びせられた……みたいな恐ろしい目には遭っていませんか?

宇治茶 いや、そんな体験はしていません(笑)。実生活ではあんまり恐ろしい目には遭ってないかもしれません。やっぱり、テレビや映画から受けた恐怖が今でも残っていますね。小学校へ上がる前にテレビで、特撮映画『シンドバッド 虎の目大冒険』(77)を観たんですが、特撮監督レイ・ハリーハウゼンの手掛けるストップモーションアニメがすごく不気味で印象に残っています。デヴィッド・クローネンバーグ監督の『ザ・フライ』(86)やポール・バーホーベン監督の『ロボコップ』(87)も小学生のときにテレビ放映で観て、すごくショックを受けました。

――人間がハエと融合したり、殉職した警官が勝手にサイボーグ化されてしまう。宇治茶監督の作品と通じるものがありますね

宇治茶 一度改造されたら、もとの姿には戻れないという不可逆な怖さがありますよね。『仮面ライダー』(毎日放送)も改造人間ですが、変身した後に人間の姿に戻ることができるので、あんまり怖くないんです。クローネンバーグ監督がインタビューで面白いことを話していました。「主人公は別の存在に変わってしまうが、本人視点にしてみれば新しい次元に移ることができたわけで、それほどの悲劇ではない」みたいなことを語っていたんです。よく分からないけど、面白いなぁと。『バイオレンス・ボイジャー』のラストシーンは、クローネンバーグ監督のその言葉に感化されたものになっています。クローネンバーグの難しい言葉が、自分で作品にしてみたことでようやく理解できたような気がしています。

――あぁ、宇治茶監督自身も別の次元に移っちゃったんですね。この気持ち悪〜い感じは、デヴィッド・リンチ監督の作品も彷彿させますが……。

宇治茶 リンチ監督のデビュー作『イレイザーヘッド』(77)は好きなんですが、その後の作品はクローネンバーグほどは好きじゃないんですよね。どうしてかは自分でも分からないんですが。

――あまりオシャレすぎるとダメなんでしょうか?

宇治茶 そうなのかもしれません。アートっぽいところが鼻につくのかもしれませんね(笑)。

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