熱血!”文化系”スポーツ部

サンドウィッチマンのほとばしる愛! W杯開幕前に見ておきたい、初心者向けコンテンツ

2019/05/23 14:08

文=オグマナオト
サンドウィッチマン

 日本開催のラグビーW杯開幕日(9月20日)まであと4カ月。盛り上がり始めたような、まだまだのような微妙な空気感がある。

 まあ、これまでのサッカーやオリンピックよろしく、“始まれば結局盛り上がる”国民性こそ、我らがニッポン。その意味で心配する必要はないのかもしれないが、もう少し事前情報やラグビーの知識を蓄えておきたいなと思っても“ちょうどいい情報”に出逢えない、という人は多いのではないだろうか。

 専門誌やスポーツ誌のインタビュー記事はちょっと難しいし、NHKとともに中継を牽引する日本テレビはというと、さまざまなバラエティでラグビー日本代表の面々を起用はするものの、ラガーマンは何トンの乗り物までスクラムで押せるのか? といった「いや、知りたいのはそういうことじゃないです」という場合が多い。

……と愚痴をこぼしても仕方がないので、本稿では「今からでも追いかけられるラグビービギナー向けコンテンツ」をいくつか紹介したい。

TBSラジオ『サンドウィッチマンのWe Love Rugby』

 高校ラグビー部出身の“ラグビー大好き芸人”サンドウィッチマンの2人がラグビー話で盛り上がる『サンドウィッチマンのWe Love Rugby』。もともとは『たまむすび』木曜日の5分コーナーとして始まった企画がパワーアップして帯番組に成長。現在は火~金、17時50分から毎日10分間、さまざまなゲストを招いてラグビートークに花を咲かせている。

 毎週、楽しみなのがゲストの人選だ。五郎丸歩といった元日本代表が来たかと思えば、先週は同じ“ラグビー大好き芸人”スリムクラブを招いてのにぎやかトーク。そして今週は、W杯の試合会場のひとつ、釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムの建設に尽力した元ラガーマンが登場……と、実に硬軟織り交ぜた構成が魅力的なのだ。

 いま最も売れている芸人ともいえるサンドウィッチマンからほとばしるラグビー愛を堪能するだけでも、贅沢な10分間といえる。

NHK サンデースポーツ2020『メイっぱいラグビー』

 NHKの副島萌生(そえじま・めい)キャスターを前面に押し出し、4月末から始まった新企画が「メイっぱいラグビー」。毎回、ラグビーのポジションひとつに焦点を当て、日本代表選手(もしくは元代表)にインタビュー。それぞれの役割の違い、特性、魅力を紹介していく。

 秀逸なのが、ポジションごとの特性を動物にたとえて紹介している点だ。初回の「プロップ」であれば、スクラムを組む上でチームの土台になる、として“象”。19日放送の「スクラムハーム」であれば、小柄な選手が華麗な身のこなしでパスをさばくから“猿”といった具合だ。

 よく聞くラグビーへの不満に「ルールが難しい」「ポジションごとの役割がわからない」といったものがあるが、これを解消できる企画といえる。

 ちなみに、プロップ紹介の回では元日本代表プロップで、11・15年のW杯に出場した畠山健介が登場。スクラムの極意として「プロップの選手は押すんじゃなくて耐えている」と解説してくれて、へぇ、とうなった次第。前述した日本テレビのスクラム企画で「乗り物を押す」としていたように、スクラムといえば押す描写ばかり。だが、実際には押す役割の選手がいて耐える役割の選手もいる、と知ることができるだけで、今後のスクラムの見方が変わるというもの。

 こういう、「そうだったのか!」を知りたいわけです。

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