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週刊誌スクープ大賞

下積み時代と今と、どっちが幸せなのか……松本人志とダウンタウンのルーツ

「下積み時代と今と、どっちが幸せなんやろうね……」松本人志とダウンタウンのルーツの画像1
ダウンタウン・松本人志

今週の注目記事・1「総力取材 尼崎~心斎橋~六本木 実録松本人志」(『週刊文春』2/22日号)
同・2「極秘計画をすっぱ抜く 岸田総理6月訪朝」(『週刊現代』2/24・3/2日号)
同・3「証拠写真が暴く『岸田首相』の『嘘』」(『週刊新潮』2/22日号)
同・4「佐藤栞里(33)NY出身7歳年下俳優と“笑ってコラえて”半同棲」(『週刊文春』2/22日号)
同・5位「伊東純也『性加害問題』被害女性の声を圧殺する『危険な空気』」(『週刊新潮』2/22日号)
同・6「麻生太郎に退場勧告」(『週刊文春』2/22日号)
同・7「羽生結弦元妻に世界的ドラマーが送ったエール」(『週刊文春』2/22日号)
同・8「『小澤征爾』血統の行方は…『征悦』『桑子アナ』の未来家系図」(『週刊新潮』2/22日号)
【巻末付録】現代とポスト、SEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週は目立ったスクープはなく、順位なしとする。早速いこう。

 世界的指揮者であった小澤征爾が亡くなり、多くの追悼番組が組まれている。

 意外に知られていないが、小澤というのはどんな家庭で育ってきたのだろう。

 征爾からみて次兄の俊夫(93)はドイツ文学者、甥の小沢健二(55)はミュージシャン、長女の征良(52)はエッセイスト、長男の征悦(49)は俳優である。

 ノンション作家の石井妙子は小澤家のルーツについてこう語る。

「今でこそ華麗なる一族と称される小澤家ですが、古くからの名家ではありません。小澤征爾さんの父の開作さんは、1898年、現在の山梨県西八代郡市川三郷町の貧しい農家に生まれました。23~24歳の頃、新天地を求めて中国の大連にわたり、大陸浪人のはしりのような生活を送ったのです」

 その後開作は、満州国で東アジア民族が対等に暮らす「五族協和」の理想に燃えて、政治活動に勤しむが軍部から疎まれて退去勧告を出されてしまったという。

「1943年に帰国してからは厳しい暮らし向きだったそうです。しかし、幼少期から楽才の片鱗を見せていた征爾さんのために、親戚の家から3日間かけて、リヤカーでピアノを運んだり、苦しい生活の中で私立の成城学園中学に通わせたりしてあげたのです」(同)

 こうした父の計らいで音楽の才能を開花させた征爾は、23歳で貨物船に単身乗り込み、フランスにわたって以降、持ち前の物怖じしない明るい性格と、たゆまぬ努力によって、世界へと羽ばたいていったというのである。

「開作さんと征爾さんに共通しているのは、貧しさや逆境を物ともしない反骨精神でしょう。無謀にも海外に飛び出し理想を追い求めるあたりが、やはり親子だなと思います」(同)

 そうした無謀、反骨は、子どもたちに伝わっているのだろうか。

 ところで、バイオリニストの末延麻裕子(36)というより、羽生結弦の元妻といったほうがわかりが早いだろう。

 彼女は離婚後、プロバイオリニストとして復帰する計画が進んでいるという。

「末延さんはかつて、X JAPANのYOSHIKIや相川七瀬ら有名アーティストと多数コラボするなど腕は確か。年末も内輪のイベントでバイオリンを披露していた。元気になって新たな曲目も練習しているそうで、本格復帰も近いと言われます」(音楽関係者)

 それだけではない。彼女にエールを送る世界的ドラマーがいるというのだ。2012年、ロンドンで開催された「ジャパンフェスティバルinロンドン」で末延と共演したLUNA SEAの真矢だそうである。

 海外でも精力的に活動してきた真矢だが、取材を申し込んだところ、こんなメッセージが文春に寄せられたという。

「末延さんの優しい人柄と美しいバイオリンの音色に癒された思い出があります。今後のご活躍に期待し、応援をさせていただきます!」

 彼女は今、「離婚してよかった」と思っているのではないか、それも早くて。

 さて、都心を代表する渋谷区の高級住宅地。中でも、一等地と呼ばれる一角にひと際目立つ3階建ての洋館がある。広大な敷地の価格はおよそ40億円だという。これは日本を代表する華麗なる一族の持ち家。

 その家の持ち主は麻生太郎副総裁。彼の高祖父が大久保利通、祖父が吉田茂、妹が皇族の寛仁親王妃信子。御年83歳を迎え、最近も舌禍が物議をかもした元首相である。

 この御仁は、己のことがよくわかっていないようで、今でも政界は自分が動かしていると勘違いしているようだ。

 ところで、安倍派の議員ら85人を対象に実施された聞き取り調査だが、“裏金取調役”を務めたのは、森山裕総務会長ら党幹部6人。そのうちの1人は小渕優子選対委員長だった。

 だが、自民党関係者がこう明かす。

「聴取はホテルの客室で約三十分間にわたって行われました。室内には、取調官の党幹部二人とメモを取る弁護士が座っていた。党幹部の一人は還流額やその使途、不記載とした理由などを淡々と尋ねていましたが、小渕氏は最後まで一言も喋らなかったのです」

 さらにこう続ける。

「小渕さんは終始、チェックリストのような手元の紙に目を通していただけ。なぜ、彼女が取調官だったのか、甚だ疑問です」

 アリバイ作りのために入れたのだろうが、本人はそれがわかっていなかったのであろう。

 旧統一教会との蜜月、そして裏金調査をめぐっても中途半端な対応を続ける岸田政権。何より足並みがなかなか揃わないのは、自ら先陣を切ったはずの派閥の解散だ。岸田派などとは異なり、茂木派や麻生派は派閥を存続させる意向を示しているのだから、首相の威光など無視しているようである。

 中でも麻生は、首相が派閥解散に踏み込んだ直後から「私は派閥をやめませんから」と宣言している。2月2日には派閥のメンバーに事務総長名で国会会期中の毎週木曜日、正午に例会が開催される旨の案内が届いており、これまでと変わらず活動していく構えである。

 そんな麻生は周囲に、「岸田は、この先の総裁選について何も考えていないままに派閥を解散したんじゃないか。一体どうしたいのかね。俺は知らねぇよ」といい放っているそうだ。

 麻生の周辺がこう続ける。

「麻生氏は九月の総裁選で、やはり『数の力』こそが雌雄を決すると見ています。だからこそ、麻生派と茂木派の支えで政権を手にした首相が派閥を軽視することに苛立っている。“これでいいのか、岸田降ろしに走るぞ”と恫喝しているようなもの。最近は『おばさん』との揶揄が問題視された上川陽子外相について、『(法相時代に)オームを死刑にしたのはすげぇよ』と独特の言い回しで、次期総裁候補に押そうとしています」

 しかし、自派からも退会者が出ている。退会届を出した岩屋毅元防衛相は文春にこう語っている。

「自民党のこれまでの組織文化、体質を変えるためには、すべての派閥を一旦解消して、更地から作り直す必要があるということを訴えてきました。自民党の正式機関でもない団体が日本の政治を動かしてきたことが何より問題です。親分の声で決まってそれに逆らえない政治家の塊で本当にいいのでしょうか。麻生派も解散すべきだと思います」

 派閥解散の流れに逆行し、自身の権勢拡大を目論む麻生だが、すでに卒寿を超えているが、周囲にはこう意欲を語っているという。

「俺はまだ辞めねぇよ」

 麻生が目標にしているのは、祖父・吉田茂が引退した85歳だという。あと2年、その年齢になるまでは国会議員をやめない“覚悟”のようである。

 しかし、そんな麻生に「退場勧告」をしている人物がいるというのだ。それは妻の千賀子。

 彼女は麻生より10歳下の73歳。父は鈴木善幸元首相、弟は鈴木俊一財務相という華麗なる一族を形成する一人。料理や園芸が趣味で、麻生グループの複数の企業で取締役を務めていると麻生家の知人がいっている。

 その妻は、いっこうに議員を辞めようとしない夫にこう伝えてきたそうだ。

「早く長男に譲ったら」

 そうした直言が夫婦の間に溝を生じさせたのか、最近妻は、渋谷区の40億円屋敷から距離のある場所で目撃される機会が多いという。

 天下無敵のような男にも弱味があったということか。もはや「老害」を超え、「妖怪」のようになってきた麻生は、晩年をこれ以上汚さないためにもこのへんでお引き取りいただこうではないか。

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