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『執事 西園寺の名推理2』の『三重密室』はタイトル詐欺? 『金田一少年の事件簿』を希釈したようなベッタベタなミステリーに

『執事 西園寺の名推理2』西園寺あらため「ちゃいおんじ」にギャップ萌えも、今シーズンでシリーズ終了の可能性?の画像1
テレビ東京系『執事 西園寺の名推理2』番組公式サイトより

 上川隆也がハイスペックな執事役で主演を務めるドラマ『執事 西園寺の名推理2』(テレビ東京系)の第5話が24日に放送され、平均視聴率5.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前回から0.3ポイントダウンとなりました。

(前回までのレビューはこちらから)

 西園寺一(上川)は、山奥の別荘で行われる資産家・雫石幸造(山本龍二)と三日月弥生(黒川芽以)の婚約披露パーティーに参加。嵐に見舞われた夜、停電が起こり、幸造の叫び声が別荘中に響き渡ります。

 西園寺はすぐさま幸造の部屋へ駆けつけるも、ドアは施錠された状態。幸造の秘書・沢渡昇一(堀部圭亮)いわく、スペアキーはないとのことで、仕方なくドアをぶち破り室内へ侵入すると、クロスボウ(西洋式の弓)の矢が胸に刺さった幸造の遺体を発見します。

 部屋の中にカギが置いてあり、窓は施錠された状態。さらに、部屋まで行くには招待客たちが集まるロビーを通らなければならなかったため、西園寺はこれを三重の密室トリックだと解釈します。

 また、停電直後に部屋から杖をついた幸造が少しだけ姿を現したことや、普段は電子ロックがかかった保管庫に入っているクロスボウが、停電によって誰でも取り出せる状態になったことなどから、幸造が殺されたのは停電後だと推測して調査を開始します。

 そんな中、嵐のせいで道が塞がってしまい下山できなくなり、配電盤や電話線が何者かによって破壊され、携帯の電波が繋がらないという孤立状態に置かれてしまいます。

 奥様の伊集院百合子(吉行和子)が、幸造の叫び声を聞く前、窓の外から何者かが「ホワイトアウト(白夜)」と言う声が聞こえたという証言を得た西園寺は、招待客たちに何か心当たりがないか聴取します。

 すると、幸造が以前、ノルウェーのサーモン販売の利権を巡り、弥生の父・正隆(長谷川公彦)と争っていたことが発覚。その一方、幸造の弁護士・藤倉健介(村杉蝉之介)によれば、ホワイトアウトには金融用語で「白馬の騎士」という意味があり、敵対的買収を仕掛けられた会社の経営者が自身に友好的な第三者に買収してもらうことを指す言葉であるとのこと。さらに正隆が経済的に困窮した際、ホワイトアウトを名乗る人物に騙され、自殺に至った経緯を知るのでした。

 正隆についての情報を得るため、西園寺はモールス信号で刑事の丸山昭雄(佐藤二朗)とコンタクトをとり、正隆の自殺がろくに調査されなかったことを知ります。

 また、沢渡が以前、正隆の秘書をしていたことが発覚。事業に失敗して自殺しようとしたところを助けられた経緯があるのでした。

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