トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 福山雅治ドラマ『半沢直樹』そっくり

福山雅治主演ドラマが『半沢直樹』そっくりに! “加齢なる”本部編のスタート『集団左遷!!』第7話

岡田准一 vs 福山雅治の視聴率バトルの結果は? 片岡支店長が運命の日を迎えた『集団左遷!!』第6話の画像1
TBS系ドラマ『集団左遷!!』番組公式サイトより

 福山雅治の顔芸や視聴率が低迷していることばかりが話題となっている『集団左遷!!』(TBS系)。蒲田支店を舞台にした第1章は終わり、キャストもストーリーも大きく変わった第2章が始まりました。はたして、仕切り直しはうまくいったのでしょうか。第7話を振り返ってみましょう。

(前回までのレビューはこちらから)

 廃店が決まっていた三友銀行蒲田支店の支店長となった片岡(福山雅治)の奮闘ぶりが第6話までは描かれてきました。その結果、蒲田支店は廃店。支店員たちはバラバラとなり、片岡は本部融資部へと異動となります。舞台も登場する顔ぶれもドラマ内容も、がらりと変わりました。ぶっちゃけ、視聴率が伸び悩んだ『集団左遷!!』は第6話で打ち切られたようなものだなと感じさせる本部編です。

 三友銀行本部の横山常務(三上博史)はリストラ計画を成功させた手腕を認められ、専務に昇格。AIを導入し、これまで以上に人員の合理化を進めていくことを会議で発表します。そんな折、三友銀行が融資している百貨店グループ「マルハシ」のダニエルCEOが逮捕されたというニュースが飛び込みます。資産を私的流用していた疑いがあるというものです。横山専務はこの機に、前社長だった丸橋会長(本田博太郎)を社長に復帰させようと提案するのでした。

 一方、三友銀行日本橋支店の副支店長となっていた真山(香川照之)のもとに、差出人不明の告発メールが届きます。CEOは会長にハメられたという内容でした。真山も片岡も新しい職場では暇を持て余していました。横山専務の独断ぶりに違和感を覚える隅田常務(別所哲也)に直訴し、片岡と真山は告発メールの差出人を探すことにします。

 

意外性もサスペンス性もまるでなし

 事件の鍵を握るディープスロートは、あっさりと見つかります。真山が「会いたい」と告発者に返信メールを送ると、自宅に招いてくれたのです。出会い系アプリで出会うよりも簡単でした。告発者は百貨店の元経理部長(モロ師岡)で、会長が貸し出し記録をごまかしていることを指摘したことから子会社へ左遷させられていたのでした。悪人顔の丸橋会長がやっぱり真犯人だったのです。

 片岡は百貨店の再建を目指す会長の息子である副社長・丸橋ジュニア(筒井道隆)に協力を求めます。副社長に「父さんの不正を証明する証拠は見つけたよ。今から警察に行きます」と会長に電話を掛けさせます。片岡の考えたハッタリでしたが、会長はまんまと罠にハマり、改竄した貸し出し記録の原本を取りに行ったところを片岡たちに取り押さえられるのでした。

 意外性もサスペンス性もまるで感じさせないエピソードです。まぁ、こんな間抜けな会長が社長に復帰できるような百貨店には未来はないでしょう。カルロス・ゴーン逮捕劇のような大掛かりな事件になるのかと思わせながら、新章になっても『集団左遷!!』はやっぱり『集団左遷!!』のままでした。脚本のズボラさは相変わらずです。

12
ページ上部へ戻る

配給映画