2ケタ視聴率はもう無理? 吉高由里子『わたし、定時で帰ります。』低迷のネックは恋愛要素にあり

2019/06/08 17:50

吉高由里子

 吉高由里子が主演するTBS系連続ドラマ『わたし、定時で帰ります。』(火曜午後10時~)が厳しい戦いを強いられている。

 初回は9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で1ケタ発進だったが、第2話で10.4%と2ケタに乗せた。だが、大型連休中の第3話で6.5%と急降下。その後、第4話=8.4%、第5話=9.8%と上げていき、第6話、7話は共に10.3%と2ケタ台を記録したが、第8話では9.1%と再び下げた。ここまでの平均は9.3%で、全話平均で2ケタ台に乗せるのは難しい状況となっている。

 同ドラマは、世の中で「働き方改革」が叫ばれる中、「残業しない」「定時で帰る」をモットーにしたワーキングガールの主人公・東山結衣(吉高)が、曲者そろいのブラック上司や同僚たちの間で奮闘する姿を描いた作品。WEB制作会社のディレクターとして働く結衣はダラダラと仕事をして、定時が来るのを待つといった性格ではなく、極めて能力が高く、効率よく時間内でキッチリ仕事を終わらせるタイプ。残業をしないのは、プライベートも充実させたいからだ。

 ドラマのメインストーリー自体は、吉高らしくはない“お仕事ドラマ”であり、ある意味、社会問題を提起した作品でもあるだけに、共感する視聴者も少なくないはずだ。しかしながら、吉高主演ドラマにしては視聴率が低迷している要因は何なのだろうか?

「制作側は、単なる“お仕事ドラマ”で数字を取るのは難しいとの判断で、恋愛要素と半々の設定にしています。そのため、ジャニーズのKAT-TUN・中丸雄一を、主人公・結衣の恋人役にキャスティングして、結衣の元婚約者で上司役の向井理との三角関係の構図に持ち込んでいます。しかし、せっかく社会派ドラマとして、好評を得ているのに、恋愛要素が邪魔しているようでなりません。女性視聴者の視点では、中丸と向井との対比も見どころになっていますが、この部分がなければ、かなりクオリティの高い作品に仕上がるはず。話が恋愛の方に展開することで興醒めする視聴者も多いのでは? 恋愛要素をなくせとはいいませんが、弱めにしていれば、もっと視聴率が取れたんじゃないかと思います」(テレビ誌関係者)

 吉高はヒロインを務めたNHK連続ドラマ小説『花子とアン』(2014年前期)が平均22.6%と高視聴率を挙げて、大いに評価を高めた。17年1月期『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)も11.4%と2ケタに乗せたが、前回の主演作『正義のセ』(昨年4月期、同)は9.8%で1ケタ台に甘んじた。

『わた定』も1ケタ台で終わるようだと、吉高は主演ドラマが2作連続でヒットしなかったことになり、主役級女優としての評価を落としかねない。なんとか残りの2回で、挽回してほしいものだが……。

最終更新:2019/06/08 17:50

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