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【wezzy】

宇垣美里アナの「コーヒーぶちまけ事件」真相と「台本ぶん投げ事件」に見る凛々しさ

 今年3月末でTBSを退社し、フリーアナウンサーとして活躍する宇垣美里アナ。物怖じしない言動やジェンダー観から、“従来の女性アナ像”とは違うキャラクターを確立し、女性人気も高い。彼女のヘアメイクやファッション、そして話題の「マイメロ論」などの処世術を参考にする若い女性も多いようだ。

 しかし局アナ時代はむしろ、彼女のはっきりした性格が「TBS内では煙たがられている」という報道が後を絶たなかった。こうした声は“女子アナ”について回るものだが、そのこと自体、テレビ局の旧態依然とした体質を表しているといえるだろう。

 宇垣美里アナに関して言えば、特に象徴的なのが「コーヒーぶちまけ事件」と「怒りのフルヌード」である。

 

理不尽な番組降板と「コーヒーぶちまけ事件」
 宇垣美里アナの「コーヒーぶちまけ事件」というのは、昨年3月に「週刊現代」(講談社)が伝えたもの。宇垣アナはその月をもって、入社以来レギュラー出演していた『あさチャン!』を降板。『あさチャン!』のプロデューサーから降板を伝えられた宇垣アナは、「なんで私が辞めなきゃいけないんですか!」と激怒し、泣き叫びながらコーヒーを壁に向かってぶちまけるなど大暴れしていた、という内容の記事だった。

 宇垣アナは2016年に、「週刊文春」(文藝春秋)によってジャニーズタレントであるHey! Say! JUMP伊野尾慧との熱愛が浮上。伊野尾がフジの女性アナウンサーと宇垣アナに“二股”をかけているという内容で、ジャニーズ事務所は珍しくている。もちろん答えはなく、代わりに所属するジャニーズ事務所が「本人は、憶測を招くような軽率な行動により、関係各位に多大なご迷惑とご心配をお掛けしましたことを深くお詫びしておりました」とコメントを出していた。

 この熱愛報道以降、ジャニーズファンによる苦情などもあり、宇垣アナの降板が決定したと見られているが、だとすれば確かに「どうして辞めなくてはいけないのか」と怒るのもおかしなことではない。彼女が悪事をはたらいたわけではなく、辞める理由に納得できないとしても無理ないからだ。しかし局内ではそんな彼女を「扱いづらい」と敬遠する向きもあったという。

 そして宇垣アナがTBS退社を発表した際には、局を追われた恨みから「怒りのフルヌード写真集」を出版するなどという報道もあったが、彼女自身はラジオ番組『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ)で一蹴している。

<(TBSの中で宇垣アナは)居場所がないないと言いますけど、そんなことないぞと。私は意外とこの会社で愛されていました>

<「宇垣アナ、居場所なくついに怒りの退社、フルヌード」みたいな。なるわけねーし、バカかって思うんですけど>

 「コーヒーぶちまけ事件」についても、「現代」と同じ講談社の「FRIDAY」が今年4月、「プロデューサーから渡されたコーヒーを彼女が排水口に捨てただけ」「局内にも彼女のファンは多かった」と、今になって“脚色した記事だった”ことを伝えていた。

 

宇垣美里アナには「台本ぶん投げ事件」もあった
 ヒステリックに怒鳴るようなことはないが、宇垣美里アナが仕事において自身の意思をはっきりと示してきたことは確かなようだ。

 今月5日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)に出演した宇垣アナは、ある番組で『スッキリ』MCの極楽とんぼ・加藤浩次と共演した際、加藤から「台本を見るな」と注意されたことにイラっとし、「もう台本いらん」と台本をバッと捨てたと告白。スタジオにいた加藤も「台本を目の前のADにバーンってぶん投げたの。この子、けっこう凶暴な子なの」と証言した。この「台本ぶん投げ事件」がきっかけで、加藤は宇垣アナのことを気に入ったという。

 上司から理不尽なことで怒られたり、無茶な要求をされたりした経験のある人は少なくないだろうが、“反論”するのは勇気がいる。若ければなおさらだ。なぜ、宇垣美里アナは職場においても自己主張することが出来たのだろうか。

 劇団雌猫「だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査」(柏書房)収録のインタビューで宇垣アナは、自分の好きでしているファッションを中傷してくる人に出会うと、傷つくどころか、むしろ「してやったり」という気持ちになると語っている。

<私に、私の生き方と違ったものを求めてくる人が近寄ってこないのは、私にとってすごく心地よいことですから>

 人に気に入られるために自分の意思を押し殺して愛想笑いしたり、相手に合わせたりせず、はっきり自己主張することで「そういうあなたが好き」な人しか周りにはいなくなる。誤解や軋轢を生むどころかかえって解消し、妙な期待もされなくなるだろう。

 もちろん目上の人間に従わなければならず、「自分は悪くないのに謝らなければいけないとき」など理不尽な場面は日々あり、宇垣アナもそうだろう。そんなときに心を落ち着かせる方法も宇垣アナはラジオやコラムで紹介している。

 思わずメイクをマネしたくなる可愛らしさだけでなく、こうした処世術や価値観なども、彼女が女性に支持されるゆえんなのだろう。

最終更新:2019/07/13 07:15
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