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元ジャニーズJr.の「7ORDER」舞台チケット完売も「世間に響いてない」と活動を不安視する声

イメージ画像:osemanuelerre

 ジャニーズ事務所を退所したジャニーズJr.内ユニット「Love-tune」のメンバー7人による舞台「7ORDER」が8月22日、東京・天王洲 銀河劇場で開幕した。

「ジャニーズ事務所から、ひとつのユニット全員が退所して、名前を変えてそのままのメンバーで活動をするのは前代未聞ということで、芸能マスコミからの注目度自体は高かった。実際に、東京20公演、神戸7公演全てのチケットがソールドアウトする人気ぶりで、熱心なファンも健在といったところです」(女性週刊誌記者)

 舞台の方は、歌あり、ダンスあり、演技あり、バンド演奏ありのバラエティーに富んだ内容で、ファンの満足度も高そうだ。

「滝沢秀明がジャニーズJr.のプロデュースをするようになって、Jr.のメディア露出が激増していますが、それと前後するような形でLove-tuneはジャニーズ内で干され始めていたという悲しい現実があった。そういったフラストレーションもあったのか、『7ORDER project』として復活したことに対し、ファンはかなりの熱量を持って受け入れているようです」(同)

 好調な滑り出しのようにも見える7ORDERだが、必ずしもそうではないという。別のメディア関係者はこう話す。

「“ジャニーズを抜けたグループがどこまでやれるのか”という部分での注目度は高いものの、世の中を巻き込んでブレイクできるかといえば、正直言って難しいでしょう。7ORDERでYouTube公式チャンネルを立ち上げて、紹介動画を上げていますが、再生回数はアップから3カ月で30万回程度。元とはいえ、ジャニーズタレントとして見た場合、かなり寂しい数字です。世間にはほとんど届いていないのでは」

 また、ジャニーズ事務所とのしがらみが少ないメディアが、7ORDER projectを取り上げているが、その反応はイマイチのようだ。

「ウェブで7ORDERの記事をやっても、思うようにPVが稼げないのだとか。せっかくジャニーズを辞めてネットが解禁になっても、まったく数字につながらないのだから、これでは意味がないと嘆いている関係者も少なくないようです」(同)

 ジャニーズ事務所と言えば、「新しい地図」の3人を番組に出演させないようにテレビ局に対して圧力をかけたとの疑いで、公正取引委員会の調査を受けたことが記憶に新しい。7ORDER projectに対しても、そういった動きはあったのだろうか。

「圧力なんてまったくないですよ。残念ながら、7ORDERのメンバーたちの知名度が低いだけですね。結局、ジャニーズJr.については、あくまでも“ジャニーズ”という看板があるから話題になるのであって、その看板がなくなったら駆け出しの若手男性アイドルとあまり変わらない。もちろんそれなりの数の固定ファンはいますが、そこから世間一般に広がっていくには、結局“ジャニーズ”という看板が必要となる。7ORDERのメンバーたちはその現実にぶち当たっている最中だと思います」(同)

『週刊文春』(文藝春秋)の取材でジャニーズ事務所を退所した元SMAPの3人に対し、「単にテレビ局が使いたくないだけ。SMAPじゃなくなった3人に魅力を感じないだけ」などと話していたのはマツコ・デラックス。7ORDER projectについても“ジャニーズでなくなったら魅力を感じない”ということなのだろうか。

最終更新:2019/08/24 00:00
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