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【おたぽる】

集英社「ジャンプの編集には『少年の心』が分かる人……」Twitter投稿に、ネット上で議論 

【おたぽるより】

集英社「週刊少年ジャンプ」公式サイトより

 日本赤十字社の献血ポスターを発端に、近頃何かと騒動に発展している表現の自由と女性蔑視に関する問題。先日は10月28日発売の「週刊少年ジャンプ」48号にて、ミウラタダヒロの『ゆらぎ荘の幽奈さん』のセンターカラーイラストで露骨な“ポルノ描写”があったと炎上したばかりだが、現在ネット上では、あるTwitterユーザーの投稿によって、そのジャンプを発行する集英社のある“発言”が注目を集めている。

 投稿されたのは、「令和1年、都内私立K大学にて行われた企業説明会での出来事」という内容。投稿者が、「女性はジャンプ漫画の編集にはなれませんか?」と質問をしたところ、「前例が無い訳ではありませんが週刊少年ジャンプの編集には『少年の心』が分かる人でないと……」と言われてしまったそうだ。

 この投稿者は、「『女に少年漫画は理解できない』と集英社の代表から直接言われたの一生引き摺るな」「それでも私は毎週本誌を買って単行本もグッズも買って週刊少年ジャンプにお金を落とし続けるよ 少年漫画を理解出来ない女として」と怒りを露わにした(現在、アカウントは非公開)。

 真偽の定かではない、いちTwitterユーザーの発言にもかかわらず、この発言はネットの大きな話題に。一時「少年の心」というワードがトレンド入りするほどだった。

 ついには、ウェブコミック配信サイト「少年ジャンプ+」で『ロッキンニュー!!!』を連載していた漫画家・石川香織がこの投稿に反応。「『女でも採用されるくらい頑張ればいい』じゃなくて『女である限りジャンプ編集部には採用されない』んですが理由はよく分かんないです」「自分は一生偽物の少年漫画を描き続けますので偽物の少年漫画が好きな人はぜひ読んでくださいね」と皮肉たっぷりに綴ったことで、よりネット民たちからの注目を集めることに……。

「女性は雇いたくないという編集部の事情がよく伝わってくる返答」「ジャンプって腐女子向けっぽい要素結構多いし、普通に女性編集者いっぱいいそうと思ってた……」「女性のジャンプ編集者がいてもいいと思う」「でも少年の需要を読むセンスは必要」「そもそも 女性編集がダメなんて一言も言ってない」「『少年の心』があれば女子でもなれるよ、って意味に見えるんだが」「ゆらぎ荘に便乗したんじゃねーのか」などとさまざまな議論がなされ、企業説明会自体の真偽を問う声や臆測も広がっているようだ。

 なお、現時点(5日17時)では、今回の件について特に集英社からの説明はなされていない。

最終更新:2019/11/06 05:45
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