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嵐の出番が終わると観客も帰路に? 新国立競技場こけら落としイベントが“グダグダ”の大惨事

 東京五輪のメイン会場となる新国立競技場が11月30日に完成。12月21日には、6万人超を収容する新スタジアムでオープニングイベントが開催されたが、その内容があまりにグダグダだったと評判だ。

 1度は決まったザハ・ハディド案が白紙化されるなど、紆余曲折を辿った新国立競技場。隈研吾氏設計による新スタジアムのオープニングイベントは、開演18時半、終演21時半と、たっぷり3時間もの時間を取った豪華なものだったが、当日は気温が8度と冷え込み、お寒いイベント内容もあいまって、時間が長く感じられるものだったという。現地でイベントを見た40代男性はいう。

「話題の新国立競技場のこけら落としイベントということでチケットを買いましたが、結果的には“何だかよく分からないイベント”という感想です。オープニングは太鼓芸能集団『鼓童』の演奏に始まり、続いて青森ねぶた祭のほか、東北6県のお祭りが競演しましたが、観客は黙って見ているしかなく、司会の松岡修造が、静まり返ったスタンドに向かって『もっと熱くなれよ!』と絶叫する始末。スペシャルゲストとして招かれた三浦知良のスピーチは感動的でしたが、相手のいないグラウンドで1人ドリブルをする姿は滑稽で、見ているこっちが恥ずかしくなりました。

 目玉の1つは、ウサイン・ボルトが登場するリレーでしたが、メンバーには女子選手や車椅子の選手が含まれているため、チームによって差が開き過ぎて、盛り上がり感はゼロ。アンカーのボルトがバトンを受け取る頃には勝敗は決まっており、ボルトはジョギングに毛が生えたようなスピードで走るだけでした。とにかく“企画倒れ感”が半端なかったですね」(40代男性)

 イベントの模様はTBSでも放送されたが、画面には「ボルトvs桐生&カズ&ドリカム・嵐ライブ」という謎のテロップが登場。幕の内弁当のようなイベントだったことは、そのテロップだけでも明らかだが、そんなイベントのチケットがきっちりさばけたのは、活動休止まで1年あまりとなった嵐の力だ。イベントをチェックした芸能誌記者がいう。

「関係者の間でも『どういうイベントなんだ?』という声が絶えなかったこけら落としですが、嵐ファンにとって国立競技場は聖地。チケットは瞬く間に売れ、ネットでは正価の4倍ほどの価格でやり取りされる例もありました。ただ、会場の大半が嵐ファンだったので、他の出演者は気の毒でしたね。嵐のライブの場面以外は、誰が出てきても、6万人の観客がいるとは思えないぐらい静かでしたし、エンディングはサプライズゲストとして“ゆず”が登場しましたが、嵐の出番が終わると結構な数の観客が帰ってしまったので、盛り上がりは今ひとつでした。TBSの中継も嵐の場面は最後でしたし、結局すべてが“嵐頼み”。これだったらいっそ、嵐のコンサートをやった方がみんな幸せだったんじゃないでしょうか」(芸能誌記者)

 こうなると心配されるのは五輪の開会式。今回のこけら落としは日本向けだったが、世界に向けてグダグダなイベントを披露することがないよう、心から祈りたいものだ。

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最終更新:2019/12/25 17:35
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