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米国で養子となった“元捨て子”が実の両親探す動画をアップ→6組の夫婦が「わが子だ」と名乗り出る

両親を探し出したアリソンさん(捜狐新聞より)

 中国メディア「捜狐新聞」(1月5日付)によると、アメリカで暮らす中国系女性が、過去に自分を捨てた両親の情報提供を求める動画をネット上にアップしたところ、複数の夫婦が親であると名乗りを上げたという。

 現在、アメリカ人の養父母と暮らす女子大生のアリソンさん(24)は、中国で生まれて間もない頃、駅の構内に置き去りにされた。その後、児童養護施設に保護され、米ユタ州に暮らす裕福なアメリカ人夫婦の養子として引き取られた。

 アリソンさんは、実の両親に会いたいという思いをずっと抱いており、過去5回にわたり、養父母と共に中国を訪れ両親を探すも、失敗に終わっていた。そんな中、自身の幼い頃の写真などを使い、両親の情報を求める動画をネットに投稿したところ、なんと6組の夫婦が「わが子に間違いない」と名乗り出たのである。

幼少期のアリソンさんと養父母

 そこで、DNA検査を実施したところ、一組の夫婦と親子であることが証明され、今月2日、感動の再会を果たしたのだ。ところが、中国のネット上では今回の出来事について、「これは決して美談ではない。実の子どもを捨てた両親は犯罪者だ。ほかに名乗り出た人間も、過去に子どもを捨てたということなのだから逮捕するべきだ」「実の娘が裕福なアメリカ人の娘になったとわかって、金目当てで名乗り出たとしか思えない」と、厳しい非難の声が集まっている。

 実は2017年にも、今回と同様の出来事が起こっている。米名門・イェール大学に通う女子大生が、幼い頃に自分を捨てた中国の両親を探そうと情報提供を呼び掛けたところ、44組の夫婦が名乗りを上げた。結局、本当の親は見つからなかったが、中国国内では「アメリカ国籍で名門大学に通う娘を手に入れて、老後の面倒でも見てもらおうと思ったのではないのか」と、名乗り出た人たちへの非難が相次いだのだ。

 年間約10万人の乳幼児が捨てられている中国だが、その子どもの多くは障害があったり、重い病気を患っていることが多い。子どもの将来に悲観したり、医療費が払えないという理由から、子どもを駅や商店街 に捨ててしまうのだ。今回のアリソンさんも、先天性の心臓病を患っていた。

 中国政府は、 赤ちゃんポストの設置や医療制度改革を行ってはいるが、今のところこうした捨て子問題の有効な改善策とはなっていないのが現実だ。

廣瀬大介(ひろせ・だいすけ)

明治大学卒業後、中国の重慶大学へ留学。メディア論を学び、帰国後は中国の社会問題についてウェブメディアを中心に執筆している。

ひろせだいすけ

最終更新:2020/01/21 18:00
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