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ジャニーズ事務所が無料ライブ動画を配信、500億円の「嵐貯金」でコロナ禍を乗り切るか? 

ジャニーズは500億円の「嵐貯金」でコロナ禍を乗り切るか? の画像1
ジャニーズ事務所公式YouTubeチャンネルより

 新型コロナウイルス感染拡大によって大規模イベントやコンサートの自粛が続いているエンタメ業界。その影響が各芸能事務所を直撃しているなか、ジャニーズ事務所やLDHは独自の対策を試みている。

 4月12日までの全コンサート、イベントの中止を発表しているジャニーズ事務所は、3月29日~31日の3日間、公式YouTubeチャンネル上で無観客ライブ動画「Johnny’s World Happy LIVE with YOU」を無料配信。初日はSexy ZoneやSixTONES、2日目はKing & PrinceやKAT-TUNがパフォーマンスを行った。3日目は、ライブ完全密着映像の配信が予告されている。

 とりわけ話題を呼んでいるのが、ジャニタレたちが感染予防を呼びかけるミニコーナーだ。ライブの幕間では、A.B.C-Zや関ジャニ∞がハンカチなどで作製する「手作りマスク」の作り方を実演したほか、動画のラストでは、出演者総出で手洗いを推奨する楽曲『Wash Your Hands』(作詞:松井五郎氏、作曲:馬飼野康二氏)を披露。NHK教育の『おかあさんといっしょ』を彷彿とさせるメロディに合わせてコミカルな「手洗いダンス」を踊った。

 29日、30日の両日とも、動画配信時には、ツイッターのトレンドがジャニーズ関連のワードで埋め尽くされ、ファンからは「これが全部無料で観れるなんて信じられない」「ジャニーズ事務所は神」と大きな反響を呼んでいる。

 なお配信ライブの会場として使用された横浜アリーナは、28日はNEWS、31日はSnowManのコンサートが予定されていたが、開催中止となっていた。そのチケット代やグッズ代などの損失は計り知れないが、ある芸能リポーターは「ジャニーズ事務所にとってその影響は微々たるものでしょう」と話す。

「今回の無料動画配信ライブは、コンサートやイベントの中止続きでタレントに会えないファンのフラストレーションを解消させるためのサービスで、ファン離れを防ぐための試みともいえますが、そもそもジャニーズ事務所側に資金的な体力があるからこそできたことでしょう。
 ジャニーズ事務所は昨年、活動休止前で特需となった嵐の活動だけで500億円超という驚異的な売り上げを得ていました。莫大な『嵐貯金』があるわけですから、今回のコンサート中止による損害もさほど痛くはなさそうです。あるジャニーズ事務所の関係者は、東京・帝国劇場で予定していた堂本光一の舞台『Endless SHOCK』の公演中止が決まったことで、自分のところではなく劇場側の経営状態を心配していましたよ(笑)」(芸能事務所関係者)
 
 もっとも、この状況がいつまで続くかは不明であり、長引けばいくらジャニーズ事務所とて安泰ではないはず。このコロナ禍を「嵐貯金」で乗り越えることができるだろうか。

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