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志村けんとビートたけしの競演番組を1年で打ち切りにしたテレビ朝日のほろ苦い過去

文=日刊サイゾー

志村けん

「喜劇王」にも、不完全燃焼に終わった番組があった。

 5月31日の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)に出演した浅草キッド・玉袋筋太郎が、新型コロナウイルスによる肺炎で3月29日に亡くなった志村けんさんを追悼した。番組では、玉袋が師匠のビートたけしさんと志村さんが共演したあるバラエティ番組について言及した。

「『8時だョ!全員集合』(TBS系)と『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)という人気番組に出演するライバルだった志村さんとたけしさんですが、1999年にスタートした『神出鬼没!タケシムケン』(テレビ朝日系)で共演が実現しました。お笑い界の2大スターが競演ということで局側も力を入れたものの、1年間で打ち切りに。たけしは後年、自著の中で『この番組は自分達がやりたかった事と、スタッフがやろうとした事の意思疎通がうまくとれなかった』と語っています」(芸能記者)

 同番組はたけしと志村さんがMCを務め、永井美奈子、ヒロミ、徳永有美、ダチョウ倶楽部、ガッツ石松、氷川きよし、優香など、当時の人気者やMC2人と仲の良いタレントが出演。たけしと志村さんがさまざまな場所に侵入していたずらをしたり、日本全国のまずいラーメン店同士が負け残り方式で対決する『まず~いラーメン日本一決定戦』、降霊師2人が登場してテーマとなる故人を降霊、より故人を偲ばせたほうが勝ちとなる『勝ち抜け!イタコ選手権』などは、昨今のバラエティと比べてもかなり秀逸な企画だったようにも感じられるが……。

「制作にイザワオフィスとオフィス北野の両方が名を連ねていたため、たけしのスタッフで行くのか、志村さんのスタッフで行くのか、うまく交通整理ができていなかった。制作側が焦って作りすぎた感もあり、あと半年くらい練ってからやっていれば違ったと思いますが、演者に制作サイドが追いついてない印象。結果、1+1を3にするつもりが、2にもならなかった」(放送作家)

 この番組を経て、たけしはテレビから映画に傾倒。対する志村さんは、新たにコント番組『変なおじさんTV』(フジテレビ系)をスタートさせ、笑いを深化させていった。

 テレ朝では使いこなすことができなかった大物2人。その後、番組で両雄が並び立つことはなくなったが、この共演で芸人としての2人の絆が深まったのは間違いないだろう。

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最終更新:2020/04/04 07:45

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