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沖縄旅行後に感染発覚の石田純一、コロナ疎開民からも総スカン「アイツのせいで肩身が狭くなった……」

石田純一オフィシャルブログより

 新型コロナウイルスへの感染が判明し、現在闘病中のタレント・石田純一氏へのバッシングが止まらない。ウイルス感染の兆候がありながら、沖縄にやってきたことで、県民から総スカンを食らっているのだ。

「タイミングが最悪でした。石田さんの感染が公表されたのは、ちょうど沖縄でも『緊急事態宣言』が出る直前の4月15日。初の死者も確認され、一時の楽観ムードから一気に緊張感が高まっていた。そんなさなかに感染がわかったものですから、石田さんに対して『ウイルスを持ち込んだ』『非常識だ』などと批判が集中したのです」(地元紙記者)

 さらに、石田氏の立場を悪くしたのが、沖縄での初期の感染事例の多くが、県外からの移入例だったことだ。玉城デニー知事も会見で「不要不急の渡航を控えてほしい」と観光客に呼び掛けていた。石田氏は「仕事のための渡航」と強調していたが、県内でゴルフに興じていたことも新たに発覚。後手の対応が、印象をさらに悪化させる結果になった。

「石田さんは沖縄に来てから、かねてから付き合いのあった県庁の職員とゴルフや飲食を共にしたという話です。そのため、石田さんの感染発覚後、県庁内は大騒ぎに。くだんの職員は濃厚接触者ということで2週間の出勤停止になるなどしたため、県庁内では軽はずみな石田さんの行動をとがめる声が多数上がりました」(事情を知る県政関係者)

 そんななか、石田氏の騒動で思わぬとばっちりを食らったのが「コロナ疎開」で沖縄にやってきていた人たちだ。

「石田さんのコロナ感染の報道以降、われわれ県外からの渡航者への風当たりが一気に強くなった」と証言するのは、都内から沖縄へコロナ疎開中の40代男性だ。

「東京で新型コロナの感染者が爆発的に増え始め、政府による緊急事態宣言の発出もささやかれ始めた3月末に沖縄にやってきたのですが、当時は『東京から来た』と言ってもまだ歓迎ムードが残っていた。その後、沖縄での感染者が増えるにつれて徐々に肩身が狭くなっていった頃、石田さんのニュースが出たんです。そこからは空気も一変した。那覇市内で乗車したタクシー運転手に『もうこっちに来てしまったのはしょうがないけど、あまり出歩かないほうがいいさ~』と、忠告されたこともあります。また、石田さん感染のニュースに、より敏感に反応したのはまだそこまで感染が広がっていない本島僻地や離島の住民だそうで 、石田さんきっかけで『県外出身者お断り』の飲食店も増えたと聞きます。こちらも疎開させてもらってる身なので大きなことは言えませんが、正直いい迷惑です」(同)

 その後の4月20日、玉城知事は県独自での緊急事態宣言を発令。沖縄の警戒感は最高潮に達している。

 県北部在住の50代の主婦も話す。

「石田さんのニュースを見たら、やっぱり都会から来た人は怖いなって思うようになりましたよ。今はスーパーに買い物に行っても、駐車場に『わ』や『れ』ナンバーのレンタカーが止まっていたら観光客がいる可能性が高いので、入るのをやめるという人も多いです」

 諸悪の根源はコロナ禍にあるとはいえ、沖縄県民だけでなく、県外の沖縄好きまでをも敵に回す格好となった石田氏。病状が回復した後も、失地回復までの道のりは険しそうだ。

伊芸有象(ルポライター)

1980年生まれ。在京新聞社や週刊誌を十数年渡り歩き、フリーのルポライターとして活動。犯罪や貧困問題などを精力的に取材している。

いげいゆうぞう

最終更新:2020/04/30 13:45
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