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制作発表済み7月クールの夏ドラマはどうなる? 見切り発車の裏側で各局大混乱

文=黒崎さとし(くろさき・さとし)

スターダストプロモーション公式サイトより

 新型コロナウイルスの影響により撮影ができないテレビドラマ。4月放送開始予定だった春ドラマは放送延期を余儀なくされている状態だが、早くも7月クールの夏ドラマが正式発表され始めている。

 日本テレビでは、今をときめく浜辺美波と横浜流星がダブル主演を務めるドラマ『私たちはどうかしている』を発表済みで、追加キャストに高杉真宙や岸井ゆきのと旬の俳優陣を揃えている。また、同じく日本テレビの土曜枠では柳楽優弥を主演、ヒロインに井上真央を配した『二月の勝者-絶対合格の教室-』を放送予定。

 TBSは阿部寛主演の大ヒット作『ドラゴン桜』の続編を発表。フジの月9もヒット作の続編『監察医 朝顔2』をまさかの2クールで放送予定とぶち上げている。いずれも東京五輪の裏番組を想定したドラマだけあって気合が入った布陣だが、春ドラマの撮影の目処が立っていない中で夏ドラマを発表することに違和感を覚える視聴者も多いだろう。

 ほとんどの春ドラマが表向きには撮影中止を公表している中、夏ドラマも7月に放送開始するならば、そろそろ撮影に入らないと間に合わない計算だ。そもそも、中止となっている春ドラマは再開される目処は立っているのか?

「ドラマの編成は、テレビ局の中でも根幹を担う大きな仕事。社員の間でもどうなるか見通しが立たず、さまざまな噂が立っていますね。ドラマは芸能プロや広告などさままざまな利権がからむので、必ずどこかで放送はするはず。例えば2時間ドラマの枠などに無理やりぶっこむのではないでしょうか?」(テレビ局スタッフ)

 キー局でドラマ制作を行っているある関係者は「言葉の通り、延期したものを順に放送するのでは」と予測する。

「各局の状況によりますが、基本的にはまず春ドラマの撮影が完了してから夏ドラマ……というふうに後ろ倒しにしていくはずです。ただ、ここで問題なのが春ドラマと夏ドラマの放送スケジュールが重なることです。業界でご法度とも言われている主演俳優の“事務所かぶり”が発生する可能性が大きい。各局、タレントと事務所のパズルに頭を悩ませているはずです。放送日とか時期は発表しても変更すればいいのでこっちのほうがややこしいかもですね」(ドラマ制作関係者)

 映画ならば数年前に撮影したものを主演俳優の事務所がかぶらないように公開するといった動きができる。だが、放送枠が決まっているテレビドラマは同じ事務所のタレントが同じクールにたくさん主演しないようにするなどの調整、いわば“行政”があるそうだ。

 しかし、別のキー局ドラマプロデューサーはこの“行政”に対して驚きのプランがあると話す。

「夏ドラマをまるっと一年後、2021年の夏ドラマとするといううわさを聞きました。テレビ局の番組編成は撮影に時間がかかるドラマが先に決まっていくので、1年後まで予定がほぼ固まっていることがほとんど。今の段階で来年の春ドラマまではだいたい決まっているので、来年の夏クールまで放送枠が無いんです。1年先であれば主演俳優の事務所かぶりも避けやすいですからね」

 主演俳優の“事務所かぶり”問題にはどの局も頭を悩ませており、大手事務所の俳優を主演に据えた場合、特に配慮が必要になってくるそうだ。

「ホリプロは石原さとみに竹内涼真など、アミューズには上野樹里や佐藤健といったように今のタイミングでドラマに出て欲しい売れっ子を多数抱えていますから、主演ドラマが同じクールにならないかに毎回、苦慮するんです。しかし、こんな状況ですからどうしようもない」(同)

 新型コロナの影響と割り切ることでこれまでの慣例をひっくり返すことも辞さない構えなわけだ。一方、新型コロナは良い影響ももたらす可能性があるそうだ。

「もし、夏ドラマが一年後になるとしたら、ある意味、良かったと言えそうです。五輪の期間はどのテレビ局もスポーツ班だけではなくドラマ班などのスタッフも総がかりとなる。ドラマの撮影も前倒しとなるのでスケジュールがきつくなり役者に負担がかかりますから。1年かけて撮り溜めできるならば、役者にもドラマ班も楽になりますからね」(同)

 あとは、撮り溜めた作品に出演している俳優がスキャンダルを起こさないように願うばかりか。

黒崎さとし(くろさき・さとし)

黒崎さとし(くろさき・さとし)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。

最終更新:2020/05/12 10:00

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