オリックス・バファローズ、逆スタートダッシュと“パジャマ野球”でさらなる笑いものに

　いきなりの新記録だった。今シーズンのプロ野球は、コロナ騒動により変則日程での開催。パ・リーグは同一チームと6連戦を行うスケジュールだが、開幕早々オリックス・バファローズがロッテに“6タテ”をくらった。同一チームに6連戦6連敗は史上初の記録。この惨事は新聞やテレビでも大きく取り上げられたが、野球ファンの間で話題になったのが、現時点（6月30日時点。7月1日に対埼玉西武ライオンズ戦で勝利）で唯一の勝利を上げた試合で着用したユニフォームだ。週刊誌のスポーツ担当記者がいう。

「オリックスは今シーズンユニフォームを新調し、ホーム用とアウェイ用に加え『第3のユニフォーム』を用意しています。近年、プロ野球界ではさまざまなパターンのユニフォームを作るのが大流行。チームカラーとは違うユニフォームや往年のユニフォームを復刻したもの、全員が同じ背番号を付けたものなどいろいろなパターンがあり、今シーズンのオリックスのサードユニフォームは、初めてストライプを採用したものになっています」（スポーツ担当記者）

　復刻ユニフォームなどはオールドファンには嬉しいところ。今季のオリックスのサードユニフォームも、「30～60年代の一時期に着用された、阪急ブレーブスのユニフォームにも通じる、“伝統”と“革新”を併せ持つデザイン」（球団HPより）とのことだが、野球ファンが注目したのも肝心のプレーではなくユニフォームだった。

「オリックスが初勝利を上げた21日、ツイッターのトレンドワードに『パジャマ』という単語が浮上しました。オリックスの試合を見た人から『パジャマにしか見えない』という声が続出したのです」（ネットニュース編集者）

　ツイッターをたどると、「オリックスのサードユニ、パジャマみたいだなw」「オリックスはパジャマで試合しとったんやな」「なんでオリックスはパジャマ着て野球やってんの」といった感想が、確かに山のように見つかる。これはいったい何なのか？

「球団としては、珍しいユニフォームは集客に繋がりますし、物販でも稼げるので、特にパ・リーグが熱心です。ただこれまでも、ジーンズ柄のもの、黒ズボン、花をあしらったビーチ風のものなど、不思議なデザインのものがあるのも事実。中でもセンスが微妙なのがオリックスで、上半身一面に世界地図が描かれたもの、ピンクのチェック、試合では着用しなかったものの“ヒョウ柄”が披露されたこともあります。オリックスは12球団屈指の不人気球団ですから、話題性を求めたくなる気持ちは分かりますが、今回のサードユニフォームも残念ながら評価は芳しくないようですね」（前出・スポーツ担当記者）

　球団によれば、次のサードユニフォーム着用日は7月19日（日）とのこと。オリックスの巻き返しも楽しみだが、世にも珍妙な“パジャマ野球”は必見の試合になりそうだ。

日刊サイゾー

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