日刊サイゾー トップ > カルチャー > YouTube  > 不謹慎系YouTuberの大淘汰時代か

京アニ事件で大炎上の「遠藤チャンネル」がついに“逆張り”廃業、いよいよ不謹慎系YouTuberの大淘汰時代到来か

文=ニック

京アニ事件で大炎上の「遠藤チャンネル」がついに逆張り廃業、いよいよ不謹慎系YouTuberの大淘汰時代到来かの画像1
YouTube「旧遠藤チャンネル」より

 数々の炎上騒動を起こしてきたYouTuber「遠藤チャンネル」が、ついに廃業した。同チャンネルの運営主・遠藤は、6月28日の動画「今までありがとうございましたm(_ _)m」内で、「今日で動画投稿を辞めることにしました」と宣言。「チャンネルの収益がすべて止められたから」と理由を明かしている。どうやら、新たに動画を投稿しようとしても広告がつかない状況らしい。つまり、YouTubeの再生回数を稼いで儲けることができなくなった、ということだ。

「遠藤チャンネル」(現在は「旧」)は、旬な時事ネタを取り上げ、一般的に称賛されていれる事柄であれば「ゴミ」と断じ、バッシングを浴びている人物や不祥事に対しては「悪くないっすね~」という独特の決まり文句で擁護するという徹底した逆張りスタイルで人気を博した、いわゆる“逆張り系YouTuber”だ。2017年の活動開始時から軽いボヤ騒ぎを繰り返してきたが、2019年7月に投稿した動画「京都アニメーションを燃やした男は悪くない!」でとうとう一線を超えてしまい、大炎上。これが致命傷となり、メインチャンネルを削除するハメになった。

 この一件に懲りたのか、2019年に新設したチャンネルでは、人の死が絡んだニュースに対しては得意の逆張りを封印。『テラスハウス』(フジテレビ系/Netflix)に出演していた女子プロレスラーの木村花さんが急死した件に触れた動画では、「最後に“逃げるが勝ち”って言葉をかけてあげたかった」と木村さんの死を悼むなど、常識人としての一面も垣間見せていた。

 過激な逆張りと、時折見せる“実は良い人感”でファンを獲得した遠藤チャンネルは、登録者数20万人を突破。しかし、このほど収益化を止められ、逆張りは廃業に追い込まれてしまった。遠藤は、「YouTubeから通知が来たわけではないので、ちゃんとした理由はわからない」とした上で、「多分僕が不謹慎な動画をたくさん出していて、それに広告をつけてたからだと思う」と原因を分析。その数日前から予兆はあったようで、「僕が逆張りしている動画の広告がババババババっと剥がされていた。今思うと、YouTubeのスタッフの人に目をつけられていて色々見られていたんでしょうね」と冷静に考察している。

 遠藤の仮説が正しければ、遠藤チャンネルを模倣した二番煎じの逆張り系YouTuberたちも、身の振り方を考えていかなければならないだろう。むろん、有名人の訃報のたびに「志村けんが死んでくれてざまぁwww」とその死をストレートに喜んでみせたり、親しい人物になりすましたりする、いわゆる“不謹慎YouTuber”たちも例外ではない。

 女優の岡江久美子さんが新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった直後には、そんな不謹慎系YouTuberが大量発生していた。中年男性YouTuberが「岡江久美子の妹です」と名乗る事案まで発生し、昼の情報番組『バイキング』(フジテレビ系)で、司会の坂上忍が「ダントツで頭に来てる」と激高したことも記憶に新しい。今やマスメディアに取り上げられ、社会悪と化している不謹慎YouTuberを、運営サイドが問題視していたとしても不思議ではないだろう。

 運営側は、「広告掲載に適したコンテンツのガイドライン」というページで、「不適切な表現」「差別的なコンテンツ」「炎上目的、侮辱的」「物議を醸す内容」などの11項目を広告掲載に適さないトピックとして公表している。とはいえ、彼ら一人ひとりに処分を科していてはキリがない。

 そこで、逆張り系の元祖・遠藤チャンネルに厳しい制裁を加えることで、遠藤のフォロワーたる不謹慎系YouTuberたちに「もうこの方法で金儲けはさせない」という強烈なメッセージを送りつける意図があったのではないだろうか。そうでなければ、最近は大きな炎上騒ぎを起こしておらず、むしろ、低評価よりも高評価が多い“ソフトな逆張り”路線に転向していた遠藤が、このタイミングで断罪された説明がつかない。

 今や有名芸能人の参入が相次ぎ、YouTuber市場は飽和状態。一昔前よりも、素人YouTuberが頭角を現すハードルは格段に上がっている。逆張り動画は、一般人が一夜にしてネット上の有名人になれる、ある種の“飛び道具”だったわけだが、厳しい現実が突きつけられた。

 ちなみに、遠藤は新チャンネルを立ち上げ、そちらは収益化できているようだ。神社にお礼参りに行って祝杯をあげたり、渋谷でカレーを食べたり、観覧車に乗ったり、自宅で刺身を食べたりと、クリーンすぎて逆に心がザワつくような動画をアップしている。今後、逆張り・不謹慎系YouTuberたちは淘汰されていくのだろうか。今後のYouTuber事情に注目していきたい。

ニック

ニック

四六時中YouTubeを視聴する。YouTubeジャンキー。

サイト:記事一覧

最終更新:2020/07/16 12:00

京アニ事件で大炎上の「遠藤チャンネル」がついに“逆張り”廃業、いよいよ不謹慎系YouTuberの大淘汰時代到来かのページです。日刊サイゾー芸能最新情報のほか、ジャニーズ/AKB48/アイドル/タレント/お笑い芸人のゴシップや芸能界の裏話・噂をお届けします。その他スポーツニュース、サブカルチャーネタ、連載コラムドラマレビューインタビュー中韓など社会系の話題も充実。芸能人のニュースまとめなら日刊サイゾーへ!

ページ上部へ戻る

絶対的満足度の至宝店すべて見る

人気連載すべて見る

元木昌彦の『週刊誌スクープ大賞』

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"元木昌彦による週刊誌レビュー

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士、かく語りき

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士の最新情報をお届け! 嫁・麗子も時々登場。

テレビウォッチャー・飲用てれびの『テレビ日記』

テレビの気になる発言から、世相を斬る!

じゃまおくんのWEB漫クエスト

マンガレビューブログ管理人じゃまおくんが、インターネットに埋もれる一押しマンガを発掘!

腹筋王子カツオ『サイゾー筋トレ部』

“腹筋インストラクター”腹筋王子カツオさんが、自宅でも簡単にできるエクササイズを紹介!

プレスリリース入稿はこちら サイゾーパブリシティ
トップページへ
注目記事
  • facebook
  • twitter
  • googleplus
  • feed
イチオシ企画

【PR】DYM・水谷佑毅社長の野望とは?

医師免許を持つ、ベンチャー経営者の異色の半生!
写真
特集

新型コロナ第2波で芸能界も大混乱

新型コロナ第2波で芸能人も続々と感染…
写真
人気連載

【ネットフリックス】アメリカの人種差別

「時代を代弁する”俺たちの”コメディアンの登...…
写真
インタビュー

次世代コント「ゾフィー」の野望

「ネタの状況設定が本当に面白い。宝物みたいな設定」。コントのトップランナー・東京03...
写真