日刊サイゾー トップ > エンタメ > アイドル > STARTO(旧ジャニーズ)  > 滝沢組抗争勃発! 荒れるジャニヲタ

Snow ManとSixTONESに「タッキーの炎上商法の犠牲者」同情の声

事務所は儲かっても、アイドルは疲弊し続ける

 というのも、ジャニー喜多川時代からジャニーズは炎上商法に近い戦略でアイドルを売り出してきた歴史がある。デビュー当時のV6やKis-My-Ft2などは、メンバー内に露骨な格差を作って、センターに立つメンバーをより際立たせるような演出がされていた。

 近年でいえば、Sexy Zoneのマリウス葉と松島聡がデビュー後、降格のような扱いを受け、別ユニットが作られたこともあった。King & Princeもデビュー前はMr.King vs Mr.Princeとして、2つのカラーの違うグループが対決する構造になっていた。

 滝沢はジャニー喜多川のこの手法を踏襲し、ヒットを狙う作戦なのかもしれない。げんに、スノストも「SixTONES vs Snow Man」という形でデビューを飾っている。これが奏功し、デビューシングルはミリオン超えの大ヒットを飛ばしたが、一方で「vs」の部分が強調され、SixTONESとSnow Manのファンがいがみ合い、ネットが荒れる場面も少なくなかった。

 ヒットが出れば滝沢も事務所も得するだろう。しかし、こうした手法によって実際に名指しで誹謗中傷にさらされるアイドルたちの心は疲弊していくばかりなのではないだろうか。今回のライブ配信でブーイングを受けたラウールに至ってはまだ高校生だ。17歳の少年をネット上で誹謗中傷するファンにも問題はあるだろう。しかし、アイドルを演出する大人たちにも、炎上を避ける配慮が必要なのではないだろうか。

 アイドルたちが傷つくような演出はできる限り避けてほしいと願う。

岩﨑対象(芸能ライター)

ジャニーズJr.の現場に通う兼業ライター。帝国劇場にある猪熊弦一郎のステンドグラスを愛している。

いわさきたいしょう

最終更新:2021/12/03 01:46
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