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東北楽天ゴールデンイーグルス、石井一久GMにちらつく「焦り」と「責任問題」

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 プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスは29日、読売ジャイアンツから田中貴也捕手を金銭トレードで獲得に合意したと発表した。

 9月30日のトレード期限締切間近に成立させた今回のトレード。巨人、楽天2球団が絡んだものではウィーラーと池田、高梨と高田に続いて今シーズン3回目となった。育成で巨人に入団した田中は2017年に支配下登録されたが、1軍出場はわずか2試合。守備力は評価されているものの、捕手のケガ人続きの楽天の窮地を救えるかは極めて不透明と言っていいだろう。

 そこで囁かれるのが現在、楽天球団でGMを務める石井一久氏の焦りだ。

「球団の三木谷会長に手腕を期待されて18年9月に今の職に就いたが、チームはそこから1度も優勝できていません。今や首脳陣も三木監督以下元ヤクルト勢が多くを占めており、13年に星野仙一監督で初めて日本一に輝いた当時のメンバーはほとんどいなくなった。それだけチームを大改革しているのに結果が出ていないのですから、編成のトップとして相当の焦りがあるとみられています」(スポーツ紙デスク)

 チームは6月の開幕からしばらくは首位を快走していたが、その後昨シーズンのリーグ覇者、福岡ソフトバンクホークスと千葉ロッテマリーンズが猛追し現在はパ・リーグ3位。今年はクライマックスシリーズこそ開催されるが、進出できるのは1位と2位の2チームだけになる。

「29日終了時点で首位ソフトバンクとは5.5ゲーム差、2位ロッテとは4.5ゲーム差離されており、残り33試合で追いつくにはかなり厳しい状況。それでもなお、トレードで戦力補強を強行したのですから、V逸した場合の石井GMの責任問題は当然、浮上するでしょう」(同)

 やりたい放題改革して「実はチーム内からも不満の声は多い」という石井GM。最も分かりやすい「結果」を残さなければ今オフには「粛清」が待っているかもしれない。

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最終更新:2020/10/01 07:00
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