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香取慎吾、テレ東でジャニーズ退所後初の連ドラ主演! 絶好のチャンスだが“正念場”でもあるワケとは?

香取慎吾、5年ぶりの連ドラ主演でジャニーズの鼻を明かす!? 愚作続きのジャニドラにオワコンの気配の画像1
テレビ東京『アノニマス』公式サイトより

 元SMAPで2017年9月に稲垣吾郎、草なぎ剛とともにジャニーズ事務所を退所し、「新しい地図」として活動する香取慎吾が来年1月期のテレビ東京系連続ドラマ『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(月曜午後10時~)で主演することが決まった。

 香取にとって、連ドラ主演はSMAP時代の16年1月期『家族ノカタチ』(TBS系)以来、丸5年ぶり。WEBドラマを除くと、同3月27日に放送された『ストレンジャー~バケモノが事件を暴く~』(テレビ朝日系)で主演して以来となる。

「なにより画期的なのは『新しい地図』のメンバーがテレ東とはいえ、民放ドラマに出て、しかも主演するということです。NHKでは、稲垣が今年になって、朝ドラ『スカーレット』に出て、草なぎが来年の大河ドラマ『青天を衝け』に出演しますが、民放では今回の香取が初。現状、民放各局は情報番組やバラエティなどに、この3人を使っても、ジャニーズ事務所への忖度から、なかなかドラマへの起用には踏み切れませんでした。その意味で、今回のテレ東は英断ですし、前例ができることで、他の民放局も、『新しい地図』を使いやすい流れにはなりますね」(スポーツ紙記者)

 ドラマタイトルの“アノニマス”とは日本語で“匿名”との意味。日本はネット上の匿名比率が7割と他国に比べて顕著に高い匿名大国で、ネットでの誹謗中傷や炎上などが後を絶たない。こういった社会問題に対応するため、警視庁に“指殺人(キーボードによる殺人)対策室”新設された。香取演じる主人公・万丞渉は、ある事件をきっかけに捜査一課の第一線から外さ、クセの強いメンバーとともに指殺人に苦しむ人々の事件を解決に導いていく物語だ。

 香取にとっては、ジャニーズ退所後、ようやく巡ってきたチャンスだが、逆に正念場にもなりそうだという。それは、いったいなぜなのか?

「かつて香取が主演した連ドラは10%台後半(ビデオリサーチ調べの世帯平均視聴率、関東地区・以下同)、20%超えをマークしていた時期もありました。しかし、じょじょに視聴率は下がっていき、最後に出演した連ドラ『家族ノカタチ』は、ヒロインに大河主演女優・上野樹里が起用されるなど、豪華キャストだったにもかかわらず、平均9.0%と1ケタ台に低迷。

 その前の『SMOKING GUN~決定的証拠~』(14年4月期、フジテレビ系)は7.4%と爆死しています。単発ドラマ『ストレンジャー』も7.5%と振るいませんでした。当時、テレビ業界では『香取ではもう数字が獲れない』というのが定説になっていました。

 テレ東の“月10”は、18年4月期から今年4月期まで『ドラマBiz』のタイトルでドラマ枠を設けていました。主演には江口洋介、唐沢寿明、玉木宏、反町隆史といった大物を擁しても、平均視聴率5%すら獲れずに苦戦しました。

 小泉孝太郎主演の『病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~』(今年1月期)だけは、なんとか5%超えましたが、この枠のドラマで数字を獲るのは難しいとされています。従って、香取にとっては、チャンスでもあり、危険な賭け。数字がよければ、香取も再評価されて、他局も興味を示すでしょうが、悪ければ、他局は二の足を踏むんで、当分連ドラ主演の機会は回ってこないんじゃないでしょうか」(テレビ局関係者)

なにぶん香取にとっては5年ぶりの連ドラ主演とあって、視聴者の“期待感”があるのは確かで、その分の上積みはありそう。作品の評価もさることながら、現実として、どれほどの視聴率が獲れるのか。今後の香取の活動にも影響を及ぼす作品になりそうだ。

最終更新:2020/10/13 18:00
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