キアヌも登場する『サイバーパンク2077』　2020年最注目ゲームも3度目の発売延期でまた大騒ぎ!?

日本語ローカライズへのこだわりも話題に

　またこのゲームは、発売日に関してもよく話題に挙がる。というのも、今年の1月17日、6月19日、10月28日に発売延期を発表しているからだ。開発会社であるCD Projekt REDのモットー「Ready when it’s done」（完成したときが発売日）からもわかるとおり、ゲームのクオリティにはこだわりがある会社なのである程度仕方ないが、2度の延期発表後は、「もう発売延期はない」という情報までもがニュースになっており、その上でさらに発売延期のアナウンスがされたことになる。

　期待の一作だけあって、コラボグッズも多数登場している。ぱっと挙げられるだけでも、ヘッドセット、マウス、ゲーミングチェアなどがあり、いずれもインパクトの強いイエローがあしらわれている。また、本体やコントローラを徹底的にカスタマイズしたXbox One X本体が発売されたが、こちらは瞬間的にソールドアウトとなった。

　また、こだわりを持つ開発会社だけに、日本語ローカライズの面でもかなりしっかりしている印象だ。ゲーム中のセリフの日本語アクセントなどを考慮したフェイスアニメーションを導入しており、日本語版は英語版と比較して眉の動きが控え目になるなどのこだわりよう。スマホゲームなどによく見られる「翻訳ソフトで日本語化しました的なもの」とは一線を画する内容と思っていいだろう。

　PS5が11月12日に発売されることを考えると、約ひと月後に発売される本作はPS5用？ と思うかもしれないが、厳密には「PS5でもプレイできるPS4版が12月10日発売」だ。これはPS5の後方互換機能でプレイできるという意味で、PS5のフル機能を使ったバージョンではない。いわゆる「PS5版」は将来的に予定されており、PS4版購入者は追加料金なしでプレイできるようだ（詳細時期未発表）。

　ゲーム性に加えてこれだけ話題性のある本作。今回の3度目の発売延期で、発売日に配信されるパッチの大容量化を心配する声がすでにネット上で挙がっていたり、ここまで来ると発売は2077年？ という茶化したコメントも見受けられる。4度目の発売延期はあるのか？ あるいは12月10日に発売されるのか？

■『サイバーパンク2077』概要

・対応プラットフォーム：PS4、Xbox One、PC
・ゲームジャンル：オープンワールドRPG
・発売日：2020年12月10日予定
・希望小売価格：通常版が7,980円（税別）、コレクターズエディションが29,800円（税別）
・プレイ人数：1人
・レーティング：CERO Z（18才以上のみ対象）

※記事中の写真は『サイバーパンク2077 – [日本語吹替版] Seize the Day』より