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「ひるおび!」が番組あげて菅政権批判! 自民党内でなにがおこってる?

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『ひるおび!』ウェブサイトより

 これまで自民党政権に好意的だった「ひるおび!」(TBS)が21日の放送では菅政権・自民党を次々と批判していて、あれれ? どうしたんだ? となった。

 まずは番組前半。竹本直一元IT大臣が先週金曜日(12月18日)、80人規模で後援会の勉強会と忘年会を開いたうえで、竹本氏自身は「会食の開催自体を知らず私には責任がない」と発言したことについて、

「平気で行ってしまう感覚のズレがまったくわからない」(立川志らく)
「勉強会ならオンラインでできると思う」(堀越正巳)
「すべて秘書の責任にするとは、ご自身がどう評価されるか逆にわからないのかな?と思いますね」(八代英輝)
「“自分たちは特別”という意識があるのではないか」(伊藤敦夫氏のフリップでのコメント)

と、自民党衆議院議員を番組あげて批判した。それに続いて、番組後半では菅政権への批判があいついだ。

 まずは恵がフリップで、朝日新聞調べの内閣支持率を見せる。支持するが39%、支持しないが35%。これにスシローのニックネームでネット民にはおなじみの田崎史郎氏が、

「この程度がこの政権の実力じゃないかな? と思います。今までが高すぎて、菅さんは支持率アップのために色々仕掛けたりする人じゃないですよね。10数ポイント戻すということはないように思います、この政権は」

 と、バッサリ。菅総理が5人以上の会食をして国民やマスコミから大批判を浴びた際には「二階さん主催で菅総理は断れない」と「ひるおび!」内で擁護し、また自ら先週火曜日に菅総理と日比谷の高級フレンチで“会食”をして、翌々日でも「私は取材ですから」などと、いけしゃあしゃあと言っていた田崎氏だが、ここにきて急に菅総理に冷たい。二階さんに釘でもさされたのか?

 さらに日ごろは政権擁護派の八代英輝も
「コロナへの指導力への不安や不満に感じてる人、というのがこの数字に表れていると思います」
 と、不満げな口調で言う。

 そこで恵がさらにフリップを出して、朝日新聞の世論調査を引用。

「コロナ対策に指導力を発揮していないが70%」
「GoToトラベル中止の判断は遅すぎたは79%」
「5人以上の会食に菅総理が出席したのは問題だ66%」

 ドンドンドーンと、3連発でダメ出し。

 再び話題は菅総理の会食問題へと流れ、荻原次晴や三雲孝江も「みんな我慢してるのに、菅さんは楽しんでる」(荻原)「ひかえていただきたかった。ご本人もかかってしまったら日本も困ると自覚を持っていただきたい」(三雲)と次々批判。

 すると恵は「だからこそ西村さんには期待してたのに、一律に5人以上じゃないんですよ、としてしまった、ここが非常に気になったんです」と嘆くと、八代が早口でかぶせて「そうなったことが、この政権への不安ですよね」と政権への“不安”まで言ってCMへ。

 これまで田崎氏を大フューチャーしての政局の動き報道などもお得意だった「ひるおび!」のこの動き、自民党内でなにか変動が起こってるのか?

和田靜香(ライター)

1965年生まれ。静岡県出身。主に音楽と相撲のライターで貧困問題やフェミニズムにも関心が高い。著書に『スー女のみかた~相撲ってなんて面白い』(シンコーミュージック)、『音楽に恋をして♪評伝・湯川れい子』(朝日新聞出版)、『おでんの汁にウツを沈めて~44歳恐る恐るコンビニ店員デビュー』(幻冬舎文庫)などがある。

わだしずか

最終更新:2020/12/21 19:00
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