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『フリースタイルティーチャー』、今シーズンが1番アツい! 「楽しんでる」と「タコ死んでる」アイドルとしての決意と押韻

文=寺西ジャジューカ(てらにし・じゃじゅーか)

【完成】『フリースタイルティーチャー』、今シーズンが1番アツい! 「楽しんでる」と「タコ死んでる」アイドルとしての決意と押韻の画像1
恋汐りんごTwitterより

 12月23日放送『フリースタイルティーチャー』(テレビ朝日系)から「女性アイドルラッパー育成編」のMCバトル総当たり戦がスタートした。彼女たちにとっては、色々な意味で勝負どころ。とっておきの衣装で登場した各々の姿を見れば、決戦に懸ける意気込みが如実に伝わってくる。

でんぱ組.incの応援歴が長いファンほど刺さるライム

 第1試合は、えいたそこと成瀬瑛美(でんぱ組.inc) & KEN THE 390 VS yukarin(hy4_4yh) & IDの一戦。言わば、“アイドル歴10年以上対決”だ。

 まずは、成瀬の戦いぶりを追っていきたい。そもそも、昨夏放送『第2回 NHKヤングラップバトルBring the Beat!』(NHK)で、元でんぱ組.incの最上もがとMCを務めたケンザから指導されている時点でエモい。スチューデントがいい攻めを見せ、その度に満足げな表情でブチ上がっていたティーチャー。成瀬もいい環境でラップを学ぶことができたのではないか? 特に目を引いたのは、彼女の多彩なフロウだ。声質をコロコロと変え、抑揚をつけながら放つフリースタイル。声色を駆使して自身のキャラを存分に生かしていた。あと、彼女は韻も固い。わかりやすいのは以下のライムだ。

「レペゼン秋葉原 血反吐 吐きながら 知名度上げてきた」
「でんぱ組は現場主義 こんな風に見えても喧嘩好き」

「秋葉原」と「吐きながら」はaiaaaで、「血反吐」と「知名度」はieoで踏んでいる。「現場主義」と「喧嘩好き」は前回のレッスンから用意していた押韻だ。そして、なんといっても成瀬の最大の見どころはアンサー力である。

yukarin 「私だって 泥水啜って ここまで1歩1歩上がってきたんだよ
      え? お前には分かんねぇな 恵まれた環境のパレード」
成瀬   「最初はファンも全然いなかった
      ガチでメンバーよりも少ないスタートから
      上り詰めてここに来たんだ」

 でんぱ組を応援してきた歴が長いファンほど刺さるライムだと思う。また、「メンバーよりも少ないスタートから 上り詰めてここに来たんだ」の箇所で恋汐りんご(バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI)の表情を映した番組のカメラスイッチングにもグッと来た。わかっている演出だ。

 対するyukarinの表情も凄い。はっきり言って、目がガンギマっていた。そして、いい攻めを見せるスチューデントを嬉しそうに見守るIDティーチャーの顔も眉毛がなくて怖かった。バチバチのバトルになると、このペアは怖さを発揮しそうだ。もちろん、それだけではなくスキルもあるのだけれど。

yukarin 「ガチで勝ち上がる事に 今 価値があるんだわ
     『地下 地下』って私だって散々馬鹿にされてきた
      でも一か八か いつも人生懸けてきた
      アングラに幸あれ」

「ガチ」と「勝ち」と「幸」の母音はaiで、「地下」のiaを反転させた形で踏んでいる。テクニックとアイデンティティが高い次元で融合した好ライムだ。

 想像以上に言葉の殴り合いだった2人のバトル。結果的にこの試合はyukarinが勝利したが、判定は紙一重だった。今回って第1試合からこんなにレベル高いの!? 韻は踏めているし、アンサーもできている。地下アイドルはヒップホップと相性がすこぶるいいのかもしれない。

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