ラブドールと2年の交際を実らせたムキムキマッチョ！　コロナによる数回の挙式延期を経て晴れてゴールイン

　カザフスタンに住むユーリ・トロチコさんが11月末に婚約者のマーゴさんとめでたく結婚した。新型コロナウイルスの影響で、何度も延期になったうえでのゴールインだった。それだけなら普通の結婚式だが、トロチコさんが娶った花嫁のマーゴさんは、なんとラブドールだった。

　トロチコさんのインスタグラムには、黒のタキシードを着たトロチコさんと、白いウェディングドレス姿のマーゴさんが写る写真が何枚もアップ。さらには、トロチコさんがマーゴさんの指に結婚指輪をはめたり、パーティーの参加者が踊ったりお祝いしたりしているビデオまでアップされていた。

　地元メディアの報道によると、この結婚は法的に正式なもので、カザフスタンでは結婚の条件として挙げられているのは、結婚するのが男と女であり、ともに18歳以上であることだけだからだという。

　ボディビルダーのトロチコさんは、自身がパンセクシャルであることを公言しており、インスタグラムのプロフィールには「ブロガー」であり「セックス愛好家」と書いている。パンセクシャルというのは、相手の性別にとらわれず好きになる人のことである。

　トロチコさんはメディアの取材に対し、「俺はセックスそのもののプロセスが好きなんだ。相手の性別や性的指向は特に関係ない」と答えている。マーゴさんとのセックスライフについては「俺たちの間のストーリーは、セックスそのものよりもずっと興奮させてくれる」

　このカップルが付き合いを始めたのは2019年初めで、出会いはナイトクラブだったという。

　カップルそれぞれのインスタグラムのアカウントには、二人そろってのディナーデートや泡風呂、旅行などで撮った写真がアップされている。二人には犬のペットまでいる。

　トロチコさんは2019年12月にマーゴさんにプロポーズしたが、翌年3月に予定していた結婚式は、新型コロナの影響で延期するはめに。

　また、ハロウィンの時にトロチコさんが、カザフスタン最大の都市であるアルマトイで開催されたトランスジェンダーたちの集会にピンクのミニドレス姿で参加した際、暴漢に襲われてケガをしたため、式は再度延期となってしまっていた。

　その後、トロチコさんはマーゴさんとの結婚を果たすためにケガを直し、マーゴさんのほうはヘン・パーティー（結婚式前に新婦が女性だけで行うパーティー）を開き、ウェディングドレスの準備のために友人たちとショッピングにも繰り出していたという。

　おふざけやジョークではなく、マジでラブドールと結婚したトロチコさん。二人が口喧嘩をすることはあるのだろうか。